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鍼治療を受けた当日の過ごし方

鍼治療を受けた当日の過ごし方鍼治療を受けた当日に、基本的に絶対にしてはいけないことといったことはありません。

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ヘトヘトになるほどの運動、必要以上の長時間の入浴、深酒など、体力を消耗するようなことは避けるべきかと思いますが、無理のない範囲であれば構いません。

鍼治療を受けると、体内の浅いところ、深いところの滞りや硬さといったものが解消されますので、血行や気の流れが高まり、体中に栄養を運び、老廃物を回収し、心身のダメージを回復させます。

また、鍼がツボをとらえ、適度な刺激を与えることで、その刺激が神経系を伝わり脳に達します。すると、脳からの指令が脳内の器官や副腎などの臓器に伝わり、ホルモンなどの体を調節する物質が生成され、体を修復することにつながります。

このような変化が体内で起こることから、鍼治療を受けてから、ご自身の治癒力が活性化されます。ご自身の治癒力を最大限に生かすためにも、鍼治療を受けた後は余計なことに体力、気力は使わずに、体と心を休めていただくことをお勧めいたします。

患者さんのなかには、鍼治療を受けて、体が楽に感じて、いつも以上にがんばってしまう方がいらっしゃいます。気持ちとしてはわかりますが、鍼治療はエナジードリンクではありませんので、体を休めることを意識していただきたいです。

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カテゴリー: 鍼治療の説明

十年単位

十年単位先日、患者さんに借していただいたのですが、フランソワ・デュボワ著「太極拳が教えてくれた人生の宝物」という本を読みました。

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日本在住、フランス出身で、作曲家、マリンバ奏者、能力開発研究家、武術家であるデュボワ氏が人生をリセットするため、中国武術の八卦掌を学ぶため、日本での仕事を中断し、46歳の時に中国湖北省の武当山にこもるという内容です。

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  武当山での師匠と激しくぶつかり、

  「あなたの言うことを理解するために、
  僕にあと二十年も稽古をしろと言うのか」

  と僕は食ってかかったのだ。
  師匠は即座にこう答えた。

  「いや、五十年だ」

  これがほんとうに何かを身につけるということの、
  ほんとうのあり方なのかもしれない。
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上記の話しの他にも、主に漢方薬を用いる中国の伝統医学の治療家との出会いがあり、対話の中で、治療家として一人前になるには最低でも二十年はかかり、現代社会には二十年間、修行の身のままで我慢する者はいない、といった話しもありました。

この話しを読んで、下記の私の鍼の先生が仰っていたことをふと思い出しました。

「鍼はまずは十年、黙ってやりなさい。そうすれば、多少は形になってくる。そうしたら、次の十年やり続けなさい。十年単位で自分の鍼が変化して、質の良いものになっていくから。」

鍼灸師は、治療に対して、また患者さんに対して真摯な姿勢をもって、一つ一つの治療を通して経験していくことを長い時間をかけて積み重ねていくことが必要とされるのだと思います。

私自身はめげそうになる場面は多々ありますが、継続していく覚悟をもって、鍼治療に取り組んでいきたいです。

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カテゴリー: 日々雑感

心臓と足

心臓と足人間の体を巡る血管を全てつなぎ合わせると、どのぐらいの長さになるのでしょうか?

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なんと、約10万kmだそうで、この距離は地球を2周半出来る距離だそうです。

Health Hack 人間の血管の長さは地球を2周半?身体の血管について
http://healthhack.jp/archives/601

動脈、静脈、毛細血管をつなぎ合わせた距離とはいえ、壮大さを感じます。

その血管を通る血液は心臓から1分間に5リットル送り出され、心臓は全身に栄養や酸素といったものを運び、全身から老廃物などを回収することをやってくれています。

心臓は大人の握りこぶし大の大きさですが、これだけの血液循環を担うわけで、相当な働きをしてくれているといえると思います。

心臓のポンプとしての働きだけでは、特に下半身の血液を回収するのは難しく、下半身の静脈には弁がついていて血液が逆流しないような仕組みや、下半身の筋肉を使うことで血液を心臓に戻す作用があるようです。

静脈還流障害WEB 足の静脈の特徴
http://www.cvi-info.jp/cvi/legvein.html

よく「足は第二の心臓」と呼ばれたりしますが、これは、足腰が弱ると静脈の血液を心臓に送る働きが低下することになるということのようです。

ウォーキングのような適度な運動は、心臓を助ける作用もあるようです。

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カテゴリー: 日々雑感

ちまたの健康法

ちまたの健康法患者さんから、

「◯◯が体に良いってテレビで言ってたんですけど、どうなんですかね?」

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とか、

「◯◯について、ある人は良いって言ってましたが、他の人は合わない、って言ってて、迷います…」

といったことを耳にします。特に、食べる事に多いように思えます。

高額な費用がかかるものだったり、これさえ飲めば、これさえ食べれば、これさえ身につければ、など、明らかに単一の物に頼るようなもので、健康を維持できるとは私は思えません。体はそれほど単純にはできていないからです。

できるだけ、自然に近いもので、自分自身が普段、実行可能なもので無理なく継続できそうなもの、費用は最小限、もしくはかからないものであれば、検討する価値はありそうです。

他人が言っていた、本で読んだ、といった知識は参考にするべきものもあるとは思いますが、要は、それが自分に合っているかどうかであり、それを実践してみて、その結果、自分にとっては合うのか合わないのか、といった判断が必要だと思います。

例えば、朝食は摂ったほうが良いのか、それとも摂らずに1日2食がいいのか、それとも1日1食がいいのか、それは、そのご本人の体質等によって判断できることであって、万人向けではないと思います。朝食を摂らないタイプの方は、朝起床時にエネルギーが満タン状態で、食事の必要がなく、むしろ午前中にその満タンのエネルギーを消費する必要があるということだと思います。それに対し、朝食が必要な方とは、起床時にエネルギー不足でガス欠状態で空腹を感じる方と言えると思います。

他にも、運動はどの程度したほうがいいのか。水は1日に何リットル飲んだほうがいいのか、それともなるべく飲まないほうがいいのか。肉食はすべきか。牛乳は体に良いのか悪いのか。炭水化物は控えたほうがいいのか。塩分はどの程度、摂ればいいのか。などなど、きりがありません。

事によっては私個人的な考えをお伝えし患者さんと一緒に考えることはできますが、基本的にはご本人が実践されて、自分の体に聞いてみることが最も必要な判断基準になると思います。

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カテゴリー: セルフケア

虎の尾

虎の尾石坂流鍼術の創始者である石坂宗哲が残した文献である「鍼灸知要一言」に、鍼治療を行う者の姿勢はこうあるべきだ、ということの一つが以下のように書かれています。

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「鍼ヲ行フ者ノ心得ヲイマシメテ、深キ淵ニ臨ミ薄キ氷ヲ踏ミ、貴人ノ前ニ待坐シ、或ハ手ニ虎ノ尾ヲ握ルガ如シナド油断ナキ様ニイヘルナリ。万ノアヤマチハ皆油断ヨリ生ズト言フベシ。」

要約すると、

「鍼を行う者の心得として、深い淵の薄い氷を踏むように、貴人の前に座るように、あるいは、虎の尾を握るように、油断のない姿勢で挑みなさい。多くの過ちは、油断から生ずると心得るべき。」

ということになるかと思います。

これは、鍼灸師として治療に挑む姿勢のことでもあり、実際に患者さんに鍼をしている最中の心得のようです。

特に、「虎の尾を握るように」という表現は、鍼治療中の私の心境としても、凄く上手い表現だと思うのです。緊張感があり、集中力を高め、隙をつくらず、油断せず、次の瞬間に何が起きても反応できるような姿勢が治療中には必要に思えます。

先人の言葉を心に刻んで、上を目指して鍼治療に取り組んでいきたいです。

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カテゴリー: 鍼治療の説明

温湿布か冷湿布か?

温湿布か冷湿布か関節痛などを訴える患者さんに、冷湿布を肘、肩などに貼って来られる方がいらっしゃいます。

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そのような患者さんに限って、患部の治りが悪く、完治するまで時間がかかる方が多いように思えます。

基本的に、スポーツや反復作業などの直後で、関節や筋肉に過度の負担をかけて患部に炎症がある場合は、冷湿布を使うべきです。この場合は、患部を冷やして患部の熱を取ることが目的となります。

関節や筋肉に不負担をかけた直後ではなく、患部に炎症がなく触っても熱くない場合や、慢性的に痛みや冷えを感じる場合は、温湿布などを使って、患部を暖めるべきです。この場合は、患部を暖めることで、血流を患部に集め、血液中の栄養を患部に与え、老廃物を回収させることで、患部の治りを早めることが期待できます。

冷すべき時に冷やし、暖めるべき時に暖めることで、回復を早めることができます。

患者さんに多いのは、慢性的な状態で暖めるべき時に、冷湿布をして冷やしてしまっていることです。慢性的な状態のときは、温湿布でなくても、カイロやサポーターなどで、患部を冷さないことが大切です。

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カテゴリー: セルフケア

体重増加と鍼

体重増加と鍼特に身体の状態の良くなった患者さんに言われることなのですが、最近、体重増加気味なので、鍼でなんとかならないか、と聞かれます。また、そう言われる患者さんのほとんどは女性です。

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大雑把ではありますが、健康的な状態とは、快眠、快食、快便できる状態に思えます。逆に言えば、どこか身体や精神に不調があると、快眠、快食、快便のいずれか、または複合的に変調が現われると言えます。

つまり、鍼灸の治療が必要な方というのは、この快眠、快食、快便がうまくいかない方であり、裏をかえせば、快眠、快食、快便ができる身体になることが治療の一つの目標とも言えます。

そのような身体作りができれば、多少の不調はご自分のチカラで、回復できると思えます。

体調の不調があって、鍼灸治療を始められた方が、最近、体重増加で…、ということは、以前より消化器系にチカラがついてきて食欲がでてきた、または以前は身体のバランスを欠いているために、栄養の吸収が充分できるチカラが不足していたのが、栄養をより吸収できる身体に変化してきたということが考えられ、喜ばしいことに思えます。

確かに、体重増加を異常ととらえるならば、ホルモン分泌異常、代謝異常、糖尿病、などが考えられ、私達治療者は注意深く、その患者さん個人個人の状態を診る必要はありますが、鍼灸治療を通して、身体の状態が上向きの方の場合、体重増加は良いサインに思えます。

特に女性の患者さんで、最近、体重増加で…、と仰る方のほとんどは、私からみれば、今までが痩せ過ぎであり、適正に近づきつつある、という印象です。なかなか女性にはご理解いただけないですが(笑)

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カテゴリー: 鍼治療の説明

はりは、金と咸

「はり治療」の「はり」は「鍼」という漢字を使います。「針」のほうは裁縫に使われる「はり」となります。

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先日、ある患者さんが、

「「鍼」という漢字は、「かねへん」に「咸」と書きますが、「咸」って感じるの「感」の上の部分ですよね!」

「鍼治療って、金属である鍼を感じるってことなんですかね!」

と、仰っていました。

私はこの患者さんは鋭い感性の持ち主だと思うばかりでなく、患者さんから気づかされることが多いとつくづく思うのです。

この患者さんは、毎回の治療の際に鍼を受ける感覚が、体の状態が悪かった治療を始めた頃は「響き」(響きに関してはこちら)が強烈に感じていたのが、治療が進み体が変化し、体の中の滞りが解消され循環が良くなるにつれて、鍼の響きの強烈さが薄れ、よりマイルドで心地良いものに変化してきたと仰います。

響きが心地良いものに感じられるようになるにつれ、抱えていた症状が改善・解消され、体全体の体調が良くなることがよくあります。これは多くの患者さんに起きていることであり、私自身も私の師匠の鍼を受けてきて、全く同感できます。

また、患者さんが感じる変化だけではなく、鍼師が鍼を介して、また手から伝わってくる感覚というものがあり、それも治療を進めていくにしたがって、常に変化します。

「咸」という漢字を調べると、

「咸は感ずることである。感情が心の中に動くこと。自分の心がけが正しく、それが相手に伝わり、喜んでこれに応じるときはその人と親しく交われる。」

とあります。

金属である鍼を通して、鍼師と患者さんの間で、相互に様々な変化を感じながら、患者さんの本来持つ治癒力を引き出すことが鍼治療の特徴であると思います。

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カテゴリー: 鍼治療の説明

貼るカイロを使った冷え対策

今日から12月ということで、これから本格的な寒さが到来しそうですね。

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日々の鍼灸治療を通して、冷えやすい体質の患者さんが非常に多いことに気付きます。

また、最近では職場などの夏場の強すぎるクーラーがきっかけで冷え性になってしまう方も多いです。

そこで、「貼るカイロ」を使った簡単な冷え対策をご紹介させていただきます。参考にされて、上手に活用していただき、体調管理に役立てていただけたらと思います。

身体の冷えは、万病の元といわれるほど、侮れないものです。

冷えの原因には様々なことが考えられますが、気血の循環不全と考えるべきで、そのような体質を変えていくには、鍼灸治療のように、体の滞った箇所を治療していく必要があります。

今回ご紹介するのは、「貼るカイロ」を使った方法で、冷えが原因となる症状の緩和、改善に役に立つと思います。下のイラストを参考にされてください。

※以下の注意点をお読みになった上、自己責任でお願い致します。

貼るカイロの長時間の使用によって、低温火傷を起こす場合がありますので、カイロの袋に書かれた使用上の注意をよくお読みになって、注意事項を守ってご使用ください。

カイロを直接、皮膚に当てず、衣服の上から貼り、使用時間も様子をみながら調節してみてください。

皮膚のかぶれなどの原因となるので、貼るカイロの糊の着いた側は、皮膚に当てないようにし、必ず衣類の側に貼るようにしてみてください。

カイロの熱さがうっとうしく感じたり、熱すぎるように感じるようになれば、冷えが退散したとみて、カイロを外していただいて結構です。

貼るカイロを使った冷え対策


①大椎(だいつい)周り

座った状態から首と頭を前に倒し、首の根っこに最も出っ張った骨に触れると思いますが、その骨の真下が「大椎」というツボの位置です。

このツボの周辺から風邪などの原因といわれる外邪と呼ばれる邪気が入り込むとされ、また、ここを冷やすと外邪が入りやすいと言われています。

風邪の初期に背中がゾクゾクする、首筋が冷える、のどが少しでも痛いと感じたらすぐにここにカイロを当ててみてください。

長時間の使用で、のぼせてしまうことがある可能性がありますので、様子をみながら使用時間などを調節してみてください。

②仙骨上

仙骨(せんこつ)は骨盤の中央に位置した、まさに身体の土台といえる鍼灸治療においても重要な箇所です。

仙骨には仙骨孔という8つの穴があり、下半身へ向かう血管や神経がその穴を通ります。よって、そこを温めることで、下半身の血液循環が良くなり、足の冷えには効果大です。

特に、出産経験のある女性は出産が原因で骨盤の歪みなどがあって、下半身の冷えが気になる方が多いです。

③関元(かんげん)

下腹部のおへその下、約4センチに関元というツボがあります。関元は尿路、生殖器、下痢、腹痛、強壮作用などと関連が深いです。

下半身が冷え、腹痛、下痢がある時には、仙骨上とこの関元を身体の表と裏から温めると症状の緩和、改善が期待できます。

仙骨上だけでは効果がみれないとき、この関元も併用してみてください。

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カテゴリー: 冷え性・低体温

不妊症と鍼

不妊症最近の傾向かもしれませんが、不妊症を訴える患者さんが増えてきています。産婦人科で不妊治療を受けているが結果が出ない方はもちろんですが、別の体調の不調を理由に初めて来院される患者さんの中にも、実は不妊で悩んでいる方もいらっしゃいます。

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私の鍼治療の方法としては、不妊に対するポイントは2つです。

1つ目は、全体のバランスを整える全身治療です。具体的には、首~肩、背中~腰部、そして腹部に現われる異常を見つけ、体の浅い所や深い所の滞りを解消していくことで、気血の循環を高めることが大前提です。

2つ目は、生殖器と関連の深い骨盤の中央に位置する仙骨部の異常に対して鍼を打ち、主に硬さを緩めることです。

仙骨には仙骨孔と呼ばれる穴が開いており、そこを生殖器につながる神経や血管が通ることから、仙骨やその周辺に歪みがあるとその神経や血管が圧迫され生殖器の機能も低下します。

仙骨部が緩み滞りがとれてくると、特に下半身の気血の循環が高まり、不妊体質ともいえる体の冷えも解消できます。

また、仙腸関節、腰仙関節といった身体の土台となる重要な関節が仙骨を中心として存在しますので、仙骨周りを柔軟性の富んだ状態にしていくことは治療を進めていくにあたり大変重要なことであります。

患者さんの中には自然な形の妊娠はもとより、人工授精でも妊娠された方もいらっしゃいます。

不妊に対しての鍼治療は、ある意味、妊娠するかしないかといったかなりはっきりとした結果として現われますので、プレッシャーもありますが、結果が出たときの患者さんの喜ばれている姿にはこちらもただただ嬉しいかぎりです。

最後に、不妊の患者さんに気をつけていただきたいことがあります。

あくまで、ご自身で調べ、判断すべきことですが、ホルモンの分泌等に影響のあるとされる乳製品や食品添加物の摂取、合成洗剤に関してなど、疑わしいものからは距離をとるといったことも良い結果を得るためには必要なことなのかもしれません。

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カテゴリー: 不妊症

診療日




火・水以外の祝日は診療日となります。

診療時間
月・木・金:10時半〜18時半
(最終診療開始時間:17時)
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(最終診療開始時間:18時)

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