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何回通院すればいいですか?~治療期間について~

鍼治療をどのぐらいの期間をかけて、治療に取り組んでいけばよいか、についてです。

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特に初めて鍼治療を受ける患者さんとしては、「何回通えば治りますか?」と聞きたくなる心情はよくわかります。

答えにはならないかもしれませんが、それは治療を進めていくに従って、つかめてくることであり、患者さんご自身にも感覚的にわかってくることかと思います。

治療を始める前に、「○回で治ります。」「全治○週間です。」といったことは鍼治療の場合、言いきることはできません。なぜなら、単に症状がなくなるといったことだけでなく、本当の意味での根本の治癒を実現するには、下記のように患者さんの体質などにより個人差が大きくあるからです。治療に要する時間は、患者さんの心身のダメージの深さによっても異なるのだと思います。

患者さんには、様々なタイプの方がいらっしゃるわけですが、体質として大きく分けるならば、以下の陰性と陽性となります。

陰性の方の特徴

冷え性傾向、甘いものや乳製品が好き、低血圧、低体温、むくみが気になる、貧血気味、心配性など。

陰性の方は、女性に多くみられ、普段はテンションが高くはありませんが、安定感があり、地道に継続できる強みがあるように思えます。健康面は、季節の変わり目などの変化に影響を受けやすかったり、休息が度々必要となりますが、急に激しい病気に襲われるようなことは少ないように思えます。

陽性の方の特徴

外交的、筋肉質、活発、食べすぎ傾向、声が太く張りがある、体が火照る、など

陽性の方というのは、男性に多くみられ、ライフスタイルとしても、外交的でバリバリ仕事をこなし、エネルギッシュです。健康面では、普段は元気に満ちていますが、体調の異変を逃すと、大病されるまで突っ走ってしまう傾向があるように思えます。

皆さんは、ご自身の体質がどちらよりだったでしょうか。陰性か陽性かに完全に当てはまる方もいらっしゃれば、どちらの要素も当てはまる、またはある時は陰性より、または陽性よりといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

完全に陽性の方というのは、鍼治療において、一般的には、的確な鍼を打てれば、短期間で治療の効果が出やすいとされます。逆に、陰性の傾向の強い方ほど、治療にはある程度の時間をかけながら地道に取り組んでいく必要があることが多いかと思います。

古い鍼灸の文献によれば、江戸時代は陽性のタイプの方が多かったとされます。農業に携わる方であれば、一日中、外で陽の気を浴びて運動量があり、自然と一体したライフスタイルであれば、陽性の傾向であることは想像できます。

それに対して、現代人のライフスタイルはどうでしょうか?室内でパソコンに向かい、活動量も少なく、陰性のものに囲まれた生活といえるのではないでしょうか。当院に訪れる患者さんも圧倒的に陰性の方が多いです。

私にとっては鍼灸師として、1回の治療で最大限の結果を得るために最善を尽くします。しかし、特に陰性の傾向の強い患者さんの場合は、1回の治療で簡単に結果を出すことはできません。どうしても、治療を積み重ねていく過程が必要になります。

治療期間についてまた、長い期間かけて形作られた疾患を快方に向かわせるには、それなりの時間が必要となります。病気治し、体調を整えるということは、患者さんご自身の持つ生命力、治癒力によって体は快方に向かうという考えが、鍼治療の根底にあります。鍼治療はそのためのきっかけであり、それは強力なきっかけとなりえる可能性を秘めていると思います。鍼治療は血液循環、気の流れ、神経の流れといった体内の様々な循環を活発にすることで、結果、患者さんご自身の持つ生命力、治癒力を高め、病を必要としない体に変えていくことが目標となります。そう考えても、患者さんご自身の体内の環境が整い、循環が高まり、治癒力が発揮され、問題が解決されるまでには、時間がどうしても必要であるといえます。

もちろん、治療させていただく私としては、患者さんには一日も早く良くなっていただきたいという想いで治療させたいだきます。例えば、1年かけて悪くしたものを1年かけて完治させる、というのでは、治療の腕がある、とはいえないと思いますが、この1年をいかに短期間にできるかが鍼灸師としての実力が問われることになります。

また、例えば、鍼治療を始めてから3ヶ月で完治した場合、初診から3ヶ月経った時に、突然完治する、といったことではありません。その3ヶ月の間に、様々な変化があり、症状の出かたにも波があったり、体の状態も上下を繰り返しながらも、患者さんご自身が体が整い、症状がとれてくる感覚を実感することができます。

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カテゴリー: 鍼治療について

食べ物で体質は変わるのか?③ ~分類した陰陽の食品をどう摂取するか~

食べ物は、食べてから6時間後には小腸から吸収され、それが血となり体を作ります。その食べ物を無視して、体を治す、体質を変えるということは不可能に近いのではないでしょうか。

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この陰陽の食品とご自身の体質を照らし合わせ、食べ物によって体質を変えるにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、できるだけ中庸を中心とするということであると思います。その方法としてですが、前回のコラムの分類でいう、極陰性食品は好きでやめられないから、極陽性食品も同じ量を採れば、プラスとマイナスで打ち消して中庸になれるか、といえば不可能ではないと思いますが、天秤の両端に重い錘を乗せてバランスをとろうとするようなもので、極めて難易度が高いのではないでしょうか。

そのようなバランスのとり方ではなく、中庸、もしくは、安全な陰性食品、安全な陽性食品を中心にして、時には極陰性、極陽性など偏った性質も食品を摂ることがあっても大怪我はしないというか、少し気をつければ中庸に戻れる、といった方法が良いように思えます。

また、例えば、自分の体質は陰性だから、陽性の食品、特に極陽性のものを積極的に食べればいいか、というと、それも極端で、体に負担がかかるように思えますので、やはり中庸、安全な陽性食品、安全な陰性食品、中レベル陽性食品から選ばれると体質改善を実現できるのではないかと思います。

最後に、精製された食品についてです。砂糖、塩、お米などの穀類には、精製されたものとされていないものがあります。

砂糖には、白砂糖、黒砂糖、塩には、精製塩(化学塩)、自然塩とあり、お米には白米と玄米があります。白砂糖、精製塩、白米というのは精製されたものであり、人間の味覚としては、精製されたもののほうが美味しく感じるというというか、口当たりが良いと感じる特徴があるようです。

口当たりが良いか、悪いかだけで判断するならば、白砂糖、精製塩、白米のほうが口当たりが良く感じるのです。しかし、白砂糖、精製塩、白米というのは、陰陽でいうところの、陰の部分といえます。

例えば、お米の場合、下図のような構造になっており、お米の外側の糠と胚芽は陽であり、胚乳が陰となります。

お米の構造


玄米を白米に精製すると、この陽の部分を捨ててしまいます。昔は糠と胚芽を使って、糠漬けにしたりすることで、白米と糠漬けで陰陽のバランスをとっていたのかもしれません。

砂糖についても、精製すると、白砂糖となり、陽性のミネラルが豊富な部分を捨ててしまうことになります。

精製塩は、自然塩を科学的に精製したもので、塩化ナトリウムが99%を占めることから非常にバランスの悪い塩です。それに対して、自然塩は塩化ナトリウム以外にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを含み、このミネラルが体にとって必要な物質とされます。

従って、白砂糖、化学塩、白米というのは陰性の食品であり、体質を陰性に傾ける性質があり、黒砂糖、自然塩、玄米は陰陽のバランスがとれた食品といえます。お米や調味料というのは、料理において基本となる食品ですので、基本が陰陽のバランスがとれた食品のほうが、より中庸に近い食事が実現できるのではないでしょうか。

今回は3回のコラムにわたり、陰陽論を用いて、食品の性質と体質改善というものを考えてみました。これも一つの考え方ですので、参考になることがあれば幸いです。

食べ物で体質は変わるのか?① ~陰陽論と体質の関係~

食べ物で体質は変わるのか?② ~陰陽論を用いた食品の分類~

食べ物で体質は変わるのか?③ ~分類した陰陽の食品をどう摂取するか~

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カテゴリー: 食養

食べ物で体質は変わるのか?② ~陰陽論を用いた食品の分類~

前回のコラムでは、東洋医学には体質を陰実、陰虚、陽実、陽虚といった分類があり、ご自身の体質が陰性か陽性かを判断していただきました。それを踏まえ、今回は食べ物の陰性、陽性の分類について考えてみたいと思います。

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体質と食べ物との関係ですが、例えば、陰性の方の好む食品は、白砂糖を使ったスイーツ、乳製品、白米、パスタ、コーヒー、緑茶、うどん、果物、酒類など。苦手な食品は、根菜類、紅茶やほうじ茶のような暖色系のお茶、そばなどとなります。

要は、下で、紹介する陰陽で分類する食品の中で、陰性の方は、陰性の食品を好んで食べているということであり、陽性の方は陽性の食品を好む傾向にあるといえると思います。

陰陽で分類する食品


食品の陰陽

上記の分類では、全ての食品を網羅しているわけではありませんが、だいたいの感覚はつかんでいただけるのではないでしょうか。

陰性の強い食品というのは、白砂糖を使った食品や果物のような甘いものや夏野菜などで、このような食品は常夏の南国で採れるものが多いかと思います。南国の方は、気候が常に暑く体質も陽性に傾きやすいことから、体を冷やす食べ物が自然と身の周りに育ち、それを食することで、陰陽のバランスをとっているのだと考えられます。

また、日本のように四季がある気候でも、旬のものというのは、その時期に収穫されるものであり、自然界は旬の食品として、夏なら体を冷やすもの、冬なら体を温めるものを、我々に与えてくれているだと思います。

野菜それと、一般に美味しいものというのは、上の分類でいうところの極陰性、強レベル陰性、強レベル陽性、極陽性食品に多いのではないでしょうか。言い換えれば、外食に多いのもこれらの食品であり、肉類、乳製品、スイーツが代表的であると思います。

つまり、美味しいものというのは、陰性と陽性の極に近いものであり、真ん中の中庸のものは少ないように思えます。私個人としては、玄米をよく噛んでいる内に甘みが出てきて、美味しいなぁと思ったりするわけですが。

逆に、精進料理や昔から日本で食べられている食品というのは、中庸に近い食品に思えます。

次回のコラムでは、陰性、陽性、それぞれのタイプの方がどのようなことを意識されて食品を摂取すれば良いのかを考えてみたいと思います。

→食べ物で体質は変わるのか?③ ~分類した陰陽の食品をどう摂取するか~

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カテゴリー: 食養

食べ物で体質は変わるのか?① ~陰陽論と体質の関係~

日ごろ、患者さんとお話をしていると、その方がどのような生活をされていて、どのような食事をして、食べ物はどんなものが好きで、嫌いなのか、といったことがわかる場合があるのですが、食事の好みの傾向とその方の体質とが一致することが多くあります。

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今回は、一般的な栄養学などの食品のとらえ方ではなく、東洋哲学の基本的な考え方の一つである陰陽論を用いて、どのように食品の性質を見極めて、ご自身の体治し、体質を変えることをどう考えたらよいのかを3回のコラムにまとめてみたいと思います。

陰陽論では、万物は陰と陽に分けられるとされます。東洋哲学を基本とした東洋医学では、人の体質といったものを判断するとき、この陰陽論を用いて、陰の気が多過ぎるのか、それとも足りないのか、または、陽の気が多過ぎるのか、それとも足りないのか、といった形で分類していきます。

陰陽論と体質の関係陰の気の性質…重い、下降、水、黒、暗いなど。
陽の気の性質…軽い、上昇、熱、明るいなど。

…気が多過ぎる状態。痛みは強く激しい。
…気が足りない状態。痛みは鈍く、長引く。

陰の気が多過ぎる…陰実(いんじつ)
陰の気が足りない…陰虚(いんきょ)
陽の気が多過ぎる…陽実(ようじつ)
陽の気が足りない…陽虚(ようきょ)

陰実…陰の気が多過ぎるので、陰の性質が強く出ます。
陰虚…陰の気が足りないので、陰の性質は影を潜め、陽の気の性質が目立ちます。
陽実…陽の気が多すぎるので、陽の性質が強くでます。
陽虚…陽の気が足りないので、陽の性質は影を潜め、陰の気の性質が目立ちます。

中庸(ちゅうよう)…陰実、陰虚、陽実、陽虚の真ん中。

上記のように体質の分類としては、陰実、陰虚、陽実、陽虚の4つとなります。

東洋医学では、この4つの体質と臓腑という考えを加えた理論で、治療を組み立てる方法があります。

今回は、陰実、陰虚、陽実、陽虚、それぞれの対策は専門的になり過ぎるので、ご自身の体質が陰性か陽性かを判断して、陰性の方、陽性の方、それぞれが食品を考える際、どのようなことを意識したらよいのかをまとめてみたいと思います。

陰性の方の特徴:
水太り、動作は緩慢、声が細い、心配性、甘いものや乳製品が好き、など

陰性の方の症状:
体がだるい、めまいがする、冷え性、低血圧、低体温、腎臓疾患、むくみ、貧血、胃腸障害、など

陽性の方の特徴:
筋肉質、活発、食べすぎ傾向、声が太く張りがある、など

陽性の方の症状:
体が火照る、肝臓障害、イライラする、皮膚が赤黒い、便秘傾向、など

上記の陰性、陽性の特徴や症状はピッタリと全てが当てはまるということではなく、どちらかの傾向があるといっただいたいで結構ですので、ご自身が陰性タイプか陽性タイプかをご判断いただけたらと思います。

次に、具体的な食材を陰性、陽性に分類してみたいと思います。

→食べ物で体質は変わるのか?② ~陰陽論を用いた食品の分類~

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カテゴリー: 食養

布団はかけません ~就寝時の気の流れ~

通常、鍼治療中は、患者さんの体を冷やさないように、タオルやブランケットなどを季節によって使い分けて、患者さんの体にかけています。

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ところが、ある患者さんは、治療中は体が熱くてしかたないので、タオルなどはかけないでほしいと仰ります。この患者さんは普段、自宅でも、春から秋にかけては、就寝時もタオルケットや布団はいっさいかけないそうです。就寝時の服装も、パジャマとかは嫌いで、Tシャツにパンツといった感じだそうです。

就寝時の気の流れこの患者さんは、元々の主訴(最も困っている症状)は、腹痛や下痢、ということですから、体が冷えていることはまず間違いないことなのだと思います。確かに、体に触れると、手足や腹部などが冷えていることはないのですが、ご本人が暑がるほど体に温かさが充実しているような印象もありません。

気の世界で考えると、気の種類には「衛気(えき)」があります。

この衛気は、昼間は体表近くで活動し、体温を保持し、皮膚の収縮と弛緩をし、外からの邪気に対する防衛的な役割をするとされます。

夜間には、体の内部に納まり五臓六腑を潤すとされます。そのため、夜になると体表から気が減り、人間は眠くなって寝てしまうとされます。

夜間に体表の気が減るということは、防衛機能が低下することを意味します。その体表の防衛機能低下を補うために布団などをかけて、体温を保持することになります。就寝時にふとんをかけるということには、そのような意味があるといえると思います。

おそらく、この患者さんの場合、長年に渡って、軽装で布団などをかけないで寝る習慣があって、そのような習慣が体調に影響があるのだと思います。患者さんご自身の生活習慣を省みることも、体治しには必要なことに思えます。

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カテゴリー: セルフケア

インタビューを受けて

先日、あるウェブ上の企画でインタビューを受けました。

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短い言葉で、伝えることは難しいですね…

質問① ここの治療院はどのような治療ですか?


私の鍼治療では、首から骨盤まで、背骨や骨盤の周りを重視します。

この場所に硬さなどの異常が現れると、各臓器に関連するツボが現れます。その現れたツボに鍼をすると、例えば、胸椎5番付近に現れるツボは心臓を癒し、腰椎2番付近に現れるツボなら腎臓を癒すとなります。

また、硬さなどの異常は、滞りとなり、本来の血液や気の流れが阻害され、全身の症状にもつながります。

鍼治療では、その滞りを解消することで、主に以下が可能となります。
①各臓器の働きが高まる。
②免疫力が上がる。
③自律神経を活性化させる効果によって、体の様々な調節機能が高まる。

質問② どうして鍼灸師になろうと思ったのですか?


インタビューを受けて自身が十代から二十歳という若い時期に、海外での生活やスポーツによって体を壊し、一般の医療は一通り巡るも見放され、東洋医学に目を向け、最終的には鍼治療に辿りついた経験があります。

私自身も治療家の先生方に支えられ、きっかけをいただきながら、自分の体と心を省みて、絶望的な毎日から一歩ずつ快方に向かいました。

自分が経験したことを母が癌を患った時に、少しでも傍で役立てたらという想いがあり、母の最期に寄り添いました。このような経験により、その後、鍼灸師を目指し、現在に至っています。

質問③ どうして、開院しようと考えたのですか?


私は現在の個人の治療院を開院する前は、往診や数人の鍼灸師で共有する鍼灸院に所属していました。

その過程を経て、その後、より丁寧に患者さんお一人ずつの治療にあたらせていただくには、地に足をつけた私個人の治療院を開院することが必要となりました。

大規模に展開していく治療院ではなく、丁寧に患者さんに向き合える継続可能な治療院を目指して、地道に「鍼の道」に励んでいきたいと考えています。

質問④ 今はどんな想いで、治療されているのですか?


鍼は物理的にも強力な治療法でありますが、なにか目に見えないものと対話するような、そのように技術的にも難しいものです。また、結果を求める患者さんに対応して、患者さんのお役に立てるということは、簡単なことではありません。

東洋医学では「人体は小宇宙である」といわれることからも、日々、自分の非力さを感じながらも、患者さんが快方に向かい、人生を切り開いていくことに、微力ながらも貢献することができたらという想いで鍼治療に取り組んでいます。

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カテゴリー: 鍼治療について

パンストは「女性の敵」

ある患者さんはパンストをはかなきゃならない日は確実に体調が悪く、「女性の敵」だと仰います。

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ネット上に、パンストに関する記事を見つけました。
wantonのブログ
重要再掲 パンティ-ストッキングのある恐ろしい秘密
http://ameblo.jp/64152966/entry-11594710305.html

化学繊維製のパンストは、静電気を発し、体からマイナスイオンを奪い、それが体を酸化させ、冷え性、便秘、子宮がん、子宮筋腫といったことにつながる可能性が高いといっています。

パンストは特に腹部に悪影響があり、

腸の機能低下→便秘、免疫力低下、体温低下

子宮からマイナスイオンが奪われ、酸化→活性酸素が発生→子宮がん、子宮筋腫

となるつながりがあるという指摘を記事ではしています。

パンストは女性の敵私は男性なので、パンストではありませんが、タイツをはくと、圧迫感を感じ、長時間は、はいていたくないといった印象はあります。

パンストに限らず、化学繊維の衣服には、体には悪影響があるという話はよく聞きます。やはり化学繊維が静電気を発することは、どなたでも経験上、理解できることでありますが、その静電気が体にとって、電気的なバランスを崩させる原因になっているのだと思います。特にパンストは体に密着しますので、より悪影響があると考えられます。

確かに、綿などの自然素材の衣服のほうが精神的にも落ち着くように思えます。

パンストは「女性の敵」と仰っていた患者さんは、鋭い感覚の持ち主で感じ取り、パンストに対して、違和感というより、苦痛として感じるのだと思います。

この患者さん曰く、少々値段は高いけれど、絹のパンストはかなり快適だそうです。

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カテゴリー: セルフケア

鍼をすると、どうなる?

鍼治療について、端的に説明するならば、を考えてみました。
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鍼治療をすると…

鍼治療の効果など詳細については下記をご覧ください。

鍼 神尾ホームページ 鍼はなぜ効くのか?
http://harikanwo.com/chiryou_naze.html

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カテゴリー: 鍼治療について

4種類以上の薬

4種類以上の薬当院に通院される患者さんの多くは、薬はできるだけ服用したくない、または、断固として服用しない、と仰ります。そのような感覚をお持ちの方が鍼灸院に足が向くのかとも思います。

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しかし、患者さんの中には、精神疾患で20年以上、1回の服用時の薬の量が片手に乗り切らないほど服用し続けていると仰る患者さんもいます。鍼治療と西洋薬剤というのは、相反する性質がありますので、これだけ薬漬けの患者さんの場合、鍼治療の効果を上げることは簡単ではありません。

下記のリンク先に、この患者さんのことが心配になる記事を見つけました。

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るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=304372

『薬剤には必ず効果と副作用があり、日本では欧米より副作用に対しての意識が低い。欧米では1種類の処方が基本であり、日本では5種類以上の処方が当たり前になっている。』

『アメリカの医師向けの「ドクターズルール425 医師の心得集」(クリフトン・K・ミーダー編、福井次矢訳/南江堂)には、「薬に関する心得」として、4種類以上服用している患者は、医学の知識が及ばない危険な状態にあり、薬の種類が増えれば増えるほど、副作用の危険度は加速度的に増す、とされる。』
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薬の副作用というのは、1つずつの薬についての副作用は研究されているのだと思いますが、複数のそれぞれ効果や副作用の異なる薬を同時に服用した場合の複合的な副作用については、研究するにも限界があるのだと思います。

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カテゴリー: 薬剤

五十肩の体操療法

五十肩前回のコラム「五十肩はどうしたらいい?」に引き続き、五十肩のための激痛期、慢性期、回復期、予防のそれぞれの時期にできる体操をご紹介いたします。

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各体操は、10回を1セットとし、一日に2~3セットを目安に行なってください。その際、痛みを強く感じたりする場合は無理をせず、回数を減らすなど少しずつ、様子をみながら行なってください。

各体操方法のイラストがあるとわかりやすいのですが、著作権の関係で用意できず、申し訳ありません。「五十肩体操」で画像検索されてください。

鍼治療による五十肩の症例を以下で紹介させていただいております。
⇒五十肩の症例

アイロン体操  激痛期…痛み始めてから2~4週間

元々はアイロンを使った体操のようですが、ペットボトルなどに水を入れたおもりになるものでできます。

肩に痛みがないほうの手を机などに置き、肩に痛みのあるほうの手にペットボトルなどのおもりを持ち、おもりを持ったほうの手をぶらぶらと前後に無理のない範囲で動かします。

動かしてみて、肩が痛んだりする場合は、おもりを軽くしたり、振り幅を調節してください。ほどよく肩や腕がストレッチされるのが目的ですので、痛いのに無理するようなことはないよう注意してください。

コノリー体操  慢性期…痛み始めてから4週間~

以下の3種類の体操があります。それぞれ肩関節の様々な筋肉をストレッチする効果があります。

① ご自分の顔や頭の位置で握れるもの(例えば、タンスやドアの上部など)に痛みのあるほうの手をかけて、腰を少しずつ下方向に落としていきます。その時に、肩関節が伸びる感覚があるかと思います。

② 両手をご自分の腰のあたりで、肩に痛みのないほうの手で、痛むほうの手を握り、上方向に引き上げます。

③ 両手を頭や首の後ろで組み、肘を開くように動かします。

棒体操  快復期…強い痛みがなくなってきてから

長さ1メートルぐらいの適当な棒を両手で持ち、肩に痛みのない手で、肩に痛みのあるほうの腕を引っ張ったり、伸ばしたりします。徐々に肩関節が大きく動くように肩関節をストレッチします。

壁押し体操  予防

壁に向かって両手をつき、腕立て伏せのように肘を伸ばしたり、縮めるようにします。

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カテゴリー: 五十肩

診療日時
月・木・金:10時半?18時半
(最終診療開始時間:17時)
土・日:10時半?19時半
(最終診療開始時間:18時)

休診日
火・水
火・水以外の祝日は診療日となります。

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