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投稿日:2016年08月03日
ツボの紹介 第1回 「命門」
今回のコラムがツボの紹介としては、第1回となります。ツボについては以下のコラムをご覧いただけたらと思います。
コラム 2016年7月27日 ツボとは何か
第1回は「命門(めいもん)」をご紹介できたらと思いました。
命の門というだけあって、並みのツボではないというか、究極的なツボに思えます。左右の「腎」の間に位置する命門は、生命力の中心部であり、鍼治療において、最も意識しなくてはならないツボの一つだと思います。
コラム 2016年7月27日 ツボとは何か
第1回は「命門(めいもん)」をご紹介できたらと思いました。
命の門というだけあって、並みのツボではないというか、究極的なツボに思えます。左右の「腎」の間に位置する命門は、生命力の中心部であり、鍼治療において、最も意識しなくてはならないツボの一つだと思います。
命門の場所は、第2腰椎と第3腰椎の間の非常に狭いところになり、鍼は凄く入りにくい場所になります。他の流派の鍼灸師に、「命門に鍼が入りますか?」といったことを言われたことがあります。一見、鍼が入りそうにないツボですし、実際に鍼を入れるのは難しいツボです。
効果としては、「○○の症状に効く」といったものではなく、体全体に静かにゆるやかに刺激が波及していき、体全体の波長を整えるような効果があるといえるかと思います。体の調節を行なっている自律神経を整える作用ともいえると思います。
患者さんとしては、鍼が刺さっている感覚がないといったことが多いです。派手な感覚はなく、静かに体に染み入るような感覚かと思います。
ツボの名前 命門(めいもん)
ツボの場所 第2腰椎棘突起下方の陥凹部

古代中国では、「命門」は左右の腎の間にあるとされることから、「生命の重要な門」「生命力の中心」とされます。
これは、「腎」とは、西洋医学の「腎臓」のように尿の生成には関わらず、成長を司り、生殖といった働きがあるとされます。
「腎」は両親から受け継いだ生命の源である「先天の精(せんてんのせい)」を「腎精(じんせい)」として貯えます。「腎精」は人体の構成や生命活動を維持するための最も基本となる物質とされます。
この「腎精」を貯える「腎」は左右に2つあります。
その左右の「腎」の間に存在するツボである「命門」は、生命力の中心とされるということになり、文字通り、命に通ずる門ということになるかと思います。
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効果としては、「○○の症状に効く」といったものではなく、体全体に静かにゆるやかに刺激が波及していき、体全体の波長を整えるような効果があるといえるかと思います。体の調節を行なっている自律神経を整える作用ともいえると思います。
患者さんとしては、鍼が刺さっている感覚がないといったことが多いです。派手な感覚はなく、静かに体に染み入るような感覚かと思います。
ツボの概要
ツボの名前 命門(めいもん)
ツボの場所 第2腰椎棘突起下方の陥凹部

ツボの名前の由来
古代中国では、「命門」は左右の腎の間にあるとされることから、「生命の重要な門」「生命力の中心」とされます。
これは、「腎」とは、西洋医学の「腎臓」のように尿の生成には関わらず、成長を司り、生殖といった働きがあるとされます。
「腎」は両親から受け継いだ生命の源である「先天の精(せんてんのせい)」を「腎精(じんせい)」として貯えます。「腎精」は人体の構成や生命活動を維持するための最も基本となる物質とされます。
この「腎精」を貯える「腎」は左右に2つあります。
その左右の「腎」の間に存在するツボである「命門」は、生命力の中心とされるということになり、文字通り、命に通ずる門ということになるかと思います。
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カテゴリー: ツボの紹介