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投稿日:2016年12月29日
ツボの紹介 第6回 「三焦兪」
今回のコラムがツボの紹介としては、第6回となります。ツボについては以下のコラムをご覧いただけたらと思います。
ツボとは何か
第6回は「三焦兪」をご紹介できたらと思いました。
ツボには「~兪」という名前のツボが背中や腰にあります。そのようなツボのことを「背部兪穴」といいます。「背部兪穴」については、以下のコラムをご覧下さい。
背部兪穴とは ~腰背部に並ぶ臓器を癒すツボ~
三焦兪は、背部兪穴の一つであり、腰部の最も細いウェストの高さに背骨の左右に位置します。この三焦兪は、副腎という腎臓の上に乗っている小さな臓器と関連が深いとされます。それは、この三焦兪の位置に硬さが現れると、背骨から副腎につながる神経を圧迫し、副腎の機能が低下すると考えられているためです。
この副腎という臓器は、血圧、血糖、水分や塩分量などの調節といった、人が意識しなくても自動的に行なってくれる機能を調節するホルモンを分泌されるといわれています。人が意識しなくても自動的にに行なってくれる機能というのは、言い換えれば、自律神経のことであり、副腎が分泌するホルモンと自律神経は深い関係があるといえます。
副腎から分泌されるホルモンの一つに、糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコイドを人工的に薬剤としたものが「ステロイド」となります。
ステロイドは、アトピー性皮膚炎などの治療に使われることが多いかと思いますが、このステロイドは効果も強力ですが、重大な副作用を招く恐れがあるとされています。ステロイドが開発された当初は、痛みを伴う疾患は全て解決されたといわれるほど、夢の薬剤ということだったようですが、その副作用の強さのため、現在では慎重に処方されている印象があります。
私達の体内の副腎で分泌されるホルモンは、「天然のステロイド」といえるもので、人口的なステロイド薬剤のような副作用とは無縁です。「天然のステロイド」が適量、体内を巡ることで、病気や体調の不調を改善・全快できる体内環境を作り出せるのではないでしょうか。
その天然のステロイドを分泌する副腎を癒し、活性化させることができるのが、「三焦兪」というツボとなります。
私の鍼の流派では、この「三焦兪」への鍼は、あらゆる病気に対して最優先されなければならないとされ、「三焦兪」は鍼治療において、最も重要なツボの一つとされています。
ツボの名前 三焦兪(さんしょうゆ)
ツボの場所 腰部、第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、
後正中線の外方1.5寸(4.5cm)

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ツボとは何か
第6回は「三焦兪」をご紹介できたらと思いました。
ツボには「~兪」という名前のツボが背中や腰にあります。そのようなツボのことを「背部兪穴」といいます。「背部兪穴」については、以下のコラムをご覧下さい。
背部兪穴とは ~腰背部に並ぶ臓器を癒すツボ~

この副腎という臓器は、血圧、血糖、水分や塩分量などの調節といった、人が意識しなくても自動的に行なってくれる機能を調節するホルモンを分泌されるといわれています。人が意識しなくても自動的にに行なってくれる機能というのは、言い換えれば、自律神経のことであり、副腎が分泌するホルモンと自律神経は深い関係があるといえます。
副腎から分泌されるホルモンの一つに、糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコイドを人工的に薬剤としたものが「ステロイド」となります。
ステロイドは、アトピー性皮膚炎などの治療に使われることが多いかと思いますが、このステロイドは効果も強力ですが、重大な副作用を招く恐れがあるとされています。ステロイドが開発された当初は、痛みを伴う疾患は全て解決されたといわれるほど、夢の薬剤ということだったようですが、その副作用の強さのため、現在では慎重に処方されている印象があります。
私達の体内の副腎で分泌されるホルモンは、「天然のステロイド」といえるもので、人口的なステロイド薬剤のような副作用とは無縁です。「天然のステロイド」が適量、体内を巡ることで、病気や体調の不調を改善・全快できる体内環境を作り出せるのではないでしょうか。
その天然のステロイドを分泌する副腎を癒し、活性化させることができるのが、「三焦兪」というツボとなります。
私の鍼の流派では、この「三焦兪」への鍼は、あらゆる病気に対して最優先されなければならないとされ、「三焦兪」は鍼治療において、最も重要なツボの一つとされています。
ツボの概要
ツボの名前 三焦兪(さんしょうゆ)
ツボの場所 腰部、第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、
後正中線の外方1.5寸(4.5cm)

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カテゴリー: ツボの紹介