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投稿日:2015年05月28日
うつ病に鍼治療は何ができるか
うつ病は精神の病ではありますが、東洋医学では、心と体は表裏の関係である、という考え方があります。心が病めば体も異常をきたし、体が病めば心にも異常をきたす、ということでしょうか。
鍼治療では、体に現れている異常を解消することで、心の病に対してアプローチしていくことになります。
私の鍼の最大の特徴は、主に首~肩~背中~腰~仙骨部の脊柱の周りの硬さ、張り、弱さ、凹凸、皮膚の変色などの異常を見つけ、その異常を解消していくことで、体の浅い所や深い所にある滞りを解消し、全身の気血の巡りを改善することができることです。気血の巡りに滞りがなく澱みがなくなれば、血行が良くなり、体温も上がり、免疫力、生命力が高まります。
うつ病の患者さんに多いのは首~肩、肩甲骨内側にかけての硬さが顕著であり、首~肩、肩甲骨内側を中心に硬さを鍼で無理せず徐々に緩めていけるように治療を続けます。
また、うつ病の患者さんのほとんどは睡眠状態に問題があり、不眠症を抱えている方や、不眠症までではなくても寝つきが悪い、目覚めが悪い、夜中に起きてしまうなど様々です。
睡眠状態が不良の方に多いのは、肩甲骨内側の第5胸椎付近の硬さや張りが顕著であることです。
治療の最初の目標としては、睡眠状態の改善になりますので、肩甲骨内側の第5胸椎付近を中心として鍼によって緩めていくことになります。
また、睡眠状態の改善に加え、食欲が低下している方も多く、食事がおいしく摂れる体の状態も目指します。食事がおいしく感じられるということは、排便が毎日あり、食べ物を摂取することと排便という入出力の循環が健全な状態ということです。
良く眠れ、食事がおいしい。この状態は、うつ病に限らないことですが、特にうつ病の患者さんが目指すべき状態であり、その先にうつ病の改善、完治があると私は思います。
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私の鍼の最大の特徴は、主に首~肩~背中~腰~仙骨部の脊柱の周りの硬さ、張り、弱さ、凹凸、皮膚の変色などの異常を見つけ、その異常を解消していくことで、体の浅い所や深い所にある滞りを解消し、全身の気血の巡りを改善することができることです。気血の巡りに滞りがなく澱みがなくなれば、血行が良くなり、体温も上がり、免疫力、生命力が高まります。
うつ病の患者さんに多いのは首~肩、肩甲骨内側にかけての硬さが顕著であり、首~肩、肩甲骨内側を中心に硬さを鍼で無理せず徐々に緩めていけるように治療を続けます。
また、うつ病の患者さんのほとんどは睡眠状態に問題があり、不眠症を抱えている方や、不眠症までではなくても寝つきが悪い、目覚めが悪い、夜中に起きてしまうなど様々です。
睡眠状態が不良の方に多いのは、肩甲骨内側の第5胸椎付近の硬さや張りが顕著であることです。
治療の最初の目標としては、睡眠状態の改善になりますので、肩甲骨内側の第5胸椎付近を中心として鍼によって緩めていくことになります。
また、睡眠状態の改善に加え、食欲が低下している方も多く、食事がおいしく摂れる体の状態も目指します。食事がおいしく感じられるということは、排便が毎日あり、食べ物を摂取することと排便という入出力の循環が健全な状態ということです。
良く眠れ、食事がおいしい。この状態は、うつ病に限らないことですが、特にうつ病の患者さんが目指すべき状態であり、その先にうつ病の改善、完治があると私は思います。
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カテゴリー: うつ病