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松葉茶とキニーネ

前回のコラム「スパイクタンパク質を考える」で、新型コロナワクチンを接種した体内でスパイクタンパク質が作られ、それによってワクチンとしての効果があるという説と、スパイクタンパク質に副作用があるという説に触れました。

私個人としては、スパイクタンパク質による効果よりも副作用のほうを警戒すべきだと思っています。

この副作用は、ワクチン接種後の数日間に現れることがある倦怠感、腕の痛み、発熱といった「副反応」のことではなく、ワクチン接種後の短期的、中期的、長期的な疾患として現れる可能性のことを指します。

短期〜長期的には、脳梗塞、心筋梗塞といった血栓症が挙げられます。中長期的には、免疫低下によるあらゆる感染症、癌、それに加え不妊症などが挙げられます。

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また、このスパイクタンパク質はワクチン接種後、生涯、作られ続けるとも言われています。

スパイクタンパク質は除去できるのか


現在、確かなことは何も言えませんが、私個人としては、ワクチン接種された方は、体内のスパイクタンパク質を除去していく必要を感じています。その方法として、今のところ挙げられているのが、いくつかありますが、私が試したことがあるのは、松葉茶とキニーネです。ちなみに、私の場合は、スパイクタンパク暴露に対しての対策として松葉茶とキニーネを試しています。

松葉茶は、松の葉を乾燥させたもので、ティーバックのタイプなどが販売されています。松葉茶はスパイクタンパク質除去のために発売されたものではなく、昔から強壮作用があるとされ、歴史があります。私が飲んでみての感想は、大変飲みやすく、スッキリとした印象です。何かに似た味かと言われると特に思い浮かばないのですが、独特な風味はあるものの飲みやすいと感じました。

キニーネは、製品として販売されているものもあるのかもしれませんが、自分で作ることができることを知り、下記のリンク先を参考にして、自分で作ってみました。

【家庭で出来る】ヒドロキシクロロキン 《キニーネの作り方》
https://note.com/jnhfa/n/n185de26e8e65

キニーネは何から作るのか


キニーネはグレープフルーツやレモンの皮を煮込んで濃縮されたものです。キニーネの効果としては様々なことが言われていますが、鎮痛剤、麻酔剤、抗不整脈剤、抗菌剤、抗マラリア剤、抗寄生虫剤、解熱剤、防腐剤、鎮痙剤、抗ウイルス剤、収斂剤、殺菌剤、細胞毒性、除菌剤、防カビ剤、殺虫剤、神経剤、関節リューマチなどが挙げられています。

グレープフルーツやレモンの皮を使うということですが、その際、気をつけたいのは、ワックスや農薬が付着しているものはできるだけ避けたいということです。特に輸入品はワックスや防腐剤などをふりかけているそうなので、国産で、無農薬栽培されたものを探しました。どうしてもワックスなどがかかってしまっているものは、重曹を使うと取れるという話しはありますが、できるかぎり自然のものを手に入れたいものです。

私の場合、安全そうなグレープフルーツを手に入れることはできませんでしたが、レモンは自然食品店と食の駅で見つけることができたので、1つずつ計2個のレモンを使ってキニーネを作ってみました。



キニーネの作り方


まずは、とにかくレモンの皮を剥きます。身の部分は、スライスして蜂蜜に漬けることにしました。

レモン2個分の皮と1ℓの水をガラス製の耐熱鍋に入れ、2時間超弱火にかけます。この時、鍋の蓋はできるだけ密閉されたものが良いようです。火を止めてから、そのまま冷まします。その時も鍋の蓋はしたままにします。

最終的には、1ℓの水が半分以下になりました。綺麗な色をしたキニーネが完成しました。

飲んでみると…


完成したキニーネは、美味しそうな見た目で、はちみつレモンのようなイメージだったのですが、いざ原液を飲んでみると、美味しくはないです。

苦味がありますし、風味は鍼灸学校の漢方薬の授業で飲んだ漢方薬を思い出しました。私の卒業した鍼灸学校では3年生の時に漢方薬の授業が1年間あり、先生が毎回異なる種類の漢方薬を授業中に煎じて、授業の終わりにクラス全員で飲むという今思えば、楽しい授業がありました。

ある種の漢方薬とキニーネが似た味というのはおもしろい点だと思います。多少、苦味があるのですが、苦味のあるものが体内に入ると、体はその苦味の成分と体内の毒素のようなものを一緒に体外に出そうとする働きがある、という話を聞いたことがあります。




使い分けるとしたら…


このキニーネは、量としても一度に大量には作れませんし、今回の量を3回ぐらいに分けて飲んだらなくなってしまうこともあり、長期間飲み続けるのは難しいかもしれません。

私の場合は、良さそうなレモンが手に入った時にキニーネを作ってみて、普段は松葉茶を飲んでみようかと思っています。




最後に…


松葉茶とキニーネは、スパイクタンパク除去に効果があるという話しがありますが、実際のところは効果があるのかどうか不明な点もありますが、手作りできたりもしますので、ご自身で試していただけたらと思います。

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カテゴリー: 新型コロナウイルス

スパイクタンパク質を考える

この記事を書いているのが、2022年3月30日ということで、新型コロナワクチンの3回目が実施されている時期となります。あらためてこの時期に、新型コロナワクチンの中身やその仕組みについて考えてみたいと思います。

ネット上には、この新型コロナワクチンの中身について、様々な憶測が飛び交っています。新型コロナワクチンの中身を分析することは違法とされているとか、世界各地の研究機関がもう既に、中身の解析は済んでいて、独自に動物実験が行われているとか、確かめようがなかったりすることが多くあります。

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今回はあえて、ネット上の情報はここでは取り上げず、1回目のワクチン接種の案内として、私の住む埼玉県所沢市から届いた「新型コロナワクチン接種のご案内」という書類の中の「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」に記されていた内容を元に考えてみたいと思います。

つまりこれは、所沢市の行政から郵送されてきた書類であり、厚生労働省の指示の元、作成された書類であると考えると、内容が良いかどうかは別として、ネット上のあやふやな話しというわけではありません。

この「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」の「今回接種する新型コロナウィルスワクチンの特徴」という欄に以下の文章が記載されています。

「本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであり、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウィルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤です。本剤接種によりmRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウィルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。」



非常にわかりにくい説明文に思えるのは私だけでしょうか。わざとわかりにくくしているようにも思えます。

まず、この新型コロナワクチンというのは、メッセンジャーRNAワクチンというワクチンのタイプである、ということだと思います。このメッセンジャーRNAワクチンというのは、以前からあったインフルエンザワクチンのような不活化ワクチンと呼ばれるタイプとは別物だということだといえます。

インフルエンザの不活化ワクチンというのは、インフルエンザウィルスを弱毒化した成分を体内に入れることによって、体がその弱毒化されたウィルスに対して、抗体を作り、インフルエンザに感染した場合、その抗体によってインフルエンザウィルスと闘う、というものだと思います。

次に、「SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウィルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤です。」とあります。

SARS-CoV-2というのは、新型コロナウィルスの別名ですので、新型コロナウィルスのスパイクタンパク質の設計図となるメッセンジャーRNAを脂肪の膜で包んだ薬剤である、ということだと思います。

この「スパイクタンパク質」というのが、このワクチンを理解するのに重要なキーワードになると思います。ここでは、スパイクタンパク質は、ウィルスがヒトの細胞に侵入するために必要なタンパク質とありますが、この説明はあまり重要なことを言っているとは思えません。

ここからが重要だと思いますが、「本剤接種によりmRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウィルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。」とあります。

これは、このワクチンを接種すると、細胞内で、このメッセンジャーRNAを基にして、「新型コロナウィルスのスパイクタンパク質」が作られ、このスパイクタンパク質に対する抗体ができることで、新型コロナウィルスに感染した場合、闘うことができるようになる、ということだと思います。

わかりやすく説明すると以下のようになるかと思います。

先に説明したインフルエンザのワクチンの場合、弱毒化したウィルスを体内に入れることで、その弱毒化したウィルスに対して、抗体を作って、インフルエンザに感染した場合は、その作った抗体で闘うことができる、ということでした。

それに対して、新型コロナウィルスのメッセンジャーRNAワクチンの場合は、スパイクタンパク質を作るための設計図を含んだメッセンジャーRNAが体内に入ると、その設計図を基に、体内で「新型コロナウィルスのスパイクタンパク質」というものが作られ、そのスパイクタンパク質に対して、抗体を作って、新型コロナウィルスに感染した場合、その抗体でウィルスと闘う、ということになるかと思います。

従って、インフルエンザワクチンの弱毒化されたウィルスが、新型コロナウィルスワクチンのスパイクタンパク質に当たる、ということになりそうです。

ここからは、上記のことを踏まえて、私個人の考えとなります。

この新型コロナウィルスワクチンにおける、スパイクタンパク質というものが、接種者の体内で作られるということですが、このスパイクタンパク質に関して、気になることがあります。

それは、このスパイクタンパク質は、大きく分けて2つの副作用があるという話しがあることです。1つ目は、血栓症を引き起こす可能性がある、ということです。このスパイクタンパク質というのは、「スパイク」ということで、「トゲ」があり、スパイクタンパク質が血管内を流れる際、血管内をその「トゲ」でガリガリと傷つけ、その破片が血栓となる説があります。血栓は血の塊のようなもので、それが脳に飛んでいき、脳の毛細血管で詰まれば脳梗塞、心臓に飛んでいき、心臓の毛細血管で詰まれば心筋梗塞を引き起こす可能性があるとされています。

もう一つは、免疫低下を引き起こす、とされています。これは、詳しくどのような仕組みで免疫低下が起こるのかはわかりませんが、そういった説はあります。著しい免疫低下が起これば、感染症にかかりやすくなったり、重症化しやすくなったりすることは考えられますし、それ以外にも癌細胞の増殖を抑えられなくなることも考えられます。

私個人としては、所沢市から届いた説明書に書かれた新型コロナウィルスに対する効果というものよりも、スパイクタンパク質がもたらす副作用のほうを充分、認識し、警戒しなければならないと考えます。

現時点では、確実なことは何も言えませんが、この3回目のワクチン接種時期に、今一度、この「スパイクタンパク質」について、ご自身で調べ、考えていただいた上で、ご自身が決断する際の一つのポイントにしていただけたらと切に願います。


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カテゴリー: 新型コロナウイルス

東洋医学と西洋医学のそれぞれの強み

日本では明治維新以降、西洋医学が医療の中心である、というより、西洋医学が医療として採用され、東洋医学が追いやられているのが現状ですが、そんな中、西洋医学を頼るものの、結果が出ない、良くならない、どころか、病状が低調のまま固定化されている方が多いように感じます。

私は、西洋医学を全否定するつもりはありませんが、東洋医学に携わる鍼師としても、東洋医学と西洋医学にはそれぞれの強みがあって、医療を求める患者さんはそれを理解した上で、どう自分の病と向き合って、克服するのかを考えていただきたいと切に願います。

そこで、私なりの東洋医学と西洋医学のそれぞれの強みをまとめてみたいと思います。

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西洋医学の特徴


西洋医学の基本的な考え方というのは、科学が土台になっています。科学的であることが条件となります。科学で証明できないことは除外するという傾向があると思います。

科学的であるということは、物事を分けていき、よりミクロな世界に踏み込んでいくことになります。従って、体の全体の状態を診るというよりも、行き着く先は細胞であったり、遺伝子といったことになります。

また、脳外科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、眼科、耳鼻科、歯科、心療内科といったように、体をパーツ、パーツに分けていって、それぞれの専門分野に分けていく特徴があります。その専門分野同士で連携があれば良いですが、あまりそのような連携はみられないと私は思います。

西洋医学の強み


西洋医学は、強い刺激(衝撃)が短時間に身体に生じたことが原因になっている疾患に対して強みを発揮する医学だと私は思います。例えば、交通事故で強い衝撃が一瞬、体に生じたことによって、外傷を負ったり、骨折したり、出血が多量であったり、といった場合のことです。

このような場合、救命医療ともいえ、時間との勝負になります。このまま放っておいたら命を落とす可能性が高い状況です。この場合、西洋医学の手法で一命を取り留める、ということが西洋医学の得意な分野であると思います。

これが役立つ状況というのは、戦争なのではないでしょうか。明治時代に、日本も西洋医学を採用し、東洋医学を弾圧し、追いやった歴史がありますが、これも国が戦争に役立つ医療として西洋医学を採用した面もあったと思います。

また、心筋梗塞や脳梗塞といった疾患の場合も危険な一刻を争う状況でも、西洋医学によって一命を取り止めるケースは多々あると思います。ただ、その心筋梗塞や脳梗塞を引き起こした原因を辿っていくと、血液の性状に問題があったり、体質の改善が必要な場合もあり、そのような場合は、「強い刺激が短期間に体に生じた」とは言えないのではないかと思います。そのような原因を薬剤のみで根本治癒できることはないのではないかと思います。

薬剤の投与に関しては、症状を軽減させる、消失させる、ということは可能である場合があるかと思います。しかし、私の考えでは、症状というのは、体の反応が表に現れている状態ともいえ、症状は「悪」だとは思っていません。症状をなくせばいい、ということではなく、もっと根本的な原因に対してアプローチして、その結果、症状が消えていくというのが理想だと思います。

例えば、腰痛で、腰の深部に硬さがあって、それによって腰に痛みや痺れが生じている場合、その腰の深部の硬さを緩めることができなければ、本当の意味での完治とはなりません。しかし、その腰痛に痛み止めの薬を服用したところで、痛み止めの薬は、脳につながる痛みの伝導路を伝わる電気信号を遮断することをしているだけなので、腰の深部の硬さが重症であればあるほど、硬さが緩まることはほぼなく、薬の効果が切れれば、再び痛みが現れることは多々あると思います。

また、風邪をひいて、発熱がある場合、発熱というのは、自己の免疫力を高めるために体温を上げている現象といえるので、解熱剤で体温を強制的に下げてしまうことは、免疫力が高まらず、長患いになってしまうことも考えられます。

このような意味でも、西洋医学は症状に対処する「対処療法」という面がかなりあると思います。今ある症状をなんとか抑えて、凌ぐという考えは必要なことも多くあると思いますが、それだけで完治することが困難であったり、逆にうまくいかず、長患いになったり、悪化することもあり得ることは認識しておいたほうがいいかと思います。

東洋医学の特徴


東洋医学の基本的な考え方は、身体は全体で一つであり、それぞれの内臓、器官、組織といったものが関係し合っていて、調和が保たれていることが健康であるとされます。

その調和が保たれれば、あとは自己のもつ自然治癒力が充分に働いて、病を完治してくれる、という考え方となります。

従って、治療は全体のバランスを整える、滞っている血液や気の流れを改善させることによって、自然治癒力がフルに働いてくれる体内環境の実現を目指すことになります。

東洋医学の強み


ここまで、西洋医学、東洋医学、それぞれの特徴をみていただいて、ご理解いただけるかと思うのですが、それぞれが相反する面が多いということになり、東洋医学の強みというのは、西洋医学の強みと相反するというか、逆とも言えるかもしれません。

従って、東洋医学の強みは、弱い刺激が長期間に渡って、体に影響したことが原因となっている疾患に対して、効果が発揮しやすいと言えると思います。

言い換えれば、慢性的な症状に対して効果的であるということです。慢性的な疾患は、病の原因が一瞬の衝撃を受けるようなことではなく、微量な刺激がじわじわと何年、何十年とかけて、形作られるものとなります。

治療としては、体質改善といったことが基本的に必要なことになります。これは、放っておいたら、直ぐに命に関わるといったことではありませんが、本人も気がつかず、気がついた時は重症であったりすることもあるわけです。

東洋医学にとって、お手上げな状況は、一刻を争う救命医療が必要な場面であり、早急に今、目の前にある症状を取り去らないと危険であるといった場合だと思います。戦争で、地雷を踏んで、足がもげてしまった、内臓が飛び出てしまった、といった場合にできることはないのではないか、ということです。

どう選択するか


患者さんの立場であれば、ご自身の抱える疾患や症状によって、どのような医療を選択するかは、最後は医師でもなく、私のような鍼師でもなく、ご家族でも親戚でもなく、友人でもなく、ご自身の決断となります。

その決断をするにあたり、上記のような西洋医学と東洋医学の違いや強みといったことを考えた上で、決断していただけたらと願います。

今回は東洋医学と西洋医学のそれぞれの強み、と題してきましたが、「強み」がつかめれば、「弱み」も見えてくるかと思います。

また、「強い刺激、弱い刺激」「短期間、長期間」といったことが基準となるということでしたが、疾患や症状によっては、どちらかはっきりしない、何とも言えない、といったこともあるかもしれません。それでも、大まかな基準として、参考にしていただけたら幸いです。


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カテゴリー: 鍼治療について

私の玄米の炊き方

前回のコラム記事の続きとして、今回は、私が普段、玄米を炊く時の炊き方をご紹介できたらと思います。

前回のコラムでも述べたように、私は玄米を炊く前に、玄米を煎ってから炊くようにしてますので、そのような炊き方が参考にしていただけるようでしたら、嬉しく思います。なぜ、煎ってから炊くのか、といったことは前回のコラムに記した通りです。

前回コラム記事
鍼灸院神尾コラム記事
玄米は消化が悪いのか

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用意するもの


私が玄米を炊くときは、以下のものを用意します。

玄米…2カップ。私の場合、食べる量と炊飯ジャーの関係で、一度に炊く量は常に2カップ分にしています。一度に2カップ以上、炊く必要のある場合は、それに対応した炊飯ジャーも必要ですし、煎るのも大変かと思います。2カップ分を炊いて余ってしまう場合は、そのまま炊飯ジャーで保温できますし、玄米は白米のように1日や2日で傷んでしまうようなことはなく、おそらく1週間以上は食べれるかと思います。ただ、炊いてから2日ぐらい経過すると、玄米自体の水分が抜けてきて硬くなりますので、その場合は、鍋に硬くなった玄米と適量の水を入れて火にかけ、玄米が柔らかくなるまで煮て、お粥のようにしていただけるかと思います。それと、玄米自体ですが、玄米は外側の薄皮というか、胚芽と糠の部分を含みますので、農薬を使用されて栽培された玄米はおすすめできません。できたら、自然農法や有機栽培農法で栽培された玄米をおすすめいたします。私は、自然耕の玄米を注文しています。気になる方は、「日本の水田を守る会」ホームページをご覧ください。

フライパン…できれば鉄製がいいと思います。空煎りしますので、テフロン加工がされているものは、テフロンが剥がれてしまうかと思いますので、おすすめできません。フライパンの大きさは、2カップのお米を回せるぐらいなので、深さにもよりますが、直径20~25センチぐらいが煎りやすいかと思います。あまり大きすぎるとフライパンが重くて、煎るのが嫌になってしまいますので、ご注意ください。ちなみに、我が家のフライパンの直径は24センチです。

炊飯ジャー…玄米モードが搭載されているジャーをおすすめいたします。理由は、玄米モードは白米のモードよりも火力が強い、または圧力が強い設定だと思うので、玄米モードのほうが玄米の炊き上がりとしては良いかと思うことです。また、玄米モードがある炊飯ジャーの内釜には、玄米の場合の水の量の目盛りがあるので、水の量もわかりやすいかと思います。圧力釜で炊く方法のほうが、さらに玄米は柔らかく炊けるかと思いますが、私の場合は、最近はそこまで手間がかけられないので、炊飯ジャーで炊いています。

木製しゃもじ

タイマー

ざるとボール

煎る前に

2カップ分の玄米をざるとボールに入れ、水道水で軽く洗います。この時、白米を炊く時のように、お米を研ぐ必要はありません。お米の表面を軽くすすぐ程度で充分かと思います。その後、水を切って、数分間置いて、水がある程度、切れるのを待ちます。

また、お米を煎る前に、水に浸けて数十分、置いておく、といったことはしません。






いよいよ煎ります

水がある程度、切れても、お米は濡れたままですが、そのままフライパンに玄米を移します。

点火して、火加減は我が家のガスレンジの場合は、強火ではありますが、強火マックスの状態の2割減といった火加減になります。右の写真がその火加減です。

点火したら、タイマーを5分間にセットしてスタートさせます。

5分間の内、前半の2分半は玄米を洗った時の玄米の湿った水分を飛ばす感じになり、後半の2分半で、玄米に熱を与えていくといった感じになります。

前半は、しゃもじで軽くかき混ぜる感じで、水分を飛ばしていきます。後半は、フライパンを振って、煎っていきます。

終盤は、香ばしい香りがたちますので、玄米が焦げ過ぎないところで、火を止めます。それぞれのガス台によって、火の強さが違うかと思いますので、だいたい5分間で、玄米が焦げ過ぎず、香ばしい仕上がりになったら、煎るのを止める、といった感じで、何度かやっていくうちに、どの程度、煎ったら良いかがわかってくるかと思います。



煎り終わると、下の写真のようにお米が、うっすら茶色がかる感じになります。



煎り終わったら

火を止めたら、玄米が入っているフライパンに水を入れます。水の量は後で調整しますので、この時点では、水の量は正確ではなくて構いませんが、だいたい玄米の量の倍ぐらいです。

5分間、煎った直後ですから、そこに水を入れると、フライパンの中が沸騰したようになりますので、火傷しないよう気をつけてください。数秒後にはフライパンの中が落ち着きますので、炊飯ジャーの内釜にフライパンの中の玄米と水の全てを移します。

この時、玄米モードを搭載した炊飯ジャーですと、内釜に玄米の場合の水の量の目盛りがありますので、玄米2カップ分の水の量に調整します。私の場合は、いつも2カップよりも少し多めの水の量にしています。ここで、水の量を調整するので、煎り終わった直後にフライパンに入れる水の量はだいたいの量で良いです。

内釜を炊飯ジャーにセットして、玄米モードで炊飯をスタートします。セットして直ぐに炊き始めても、セットしてから時間を空けてから炊き始めても、炊き上がりに大きな差はないように思えます。セットしてから時間を空ければ、玄米が水を吸って、柔らかく炊けるかというと、私にはそれほどの違いはないように思えます。

炊き上がると

我が家の炊飯ジャーには、「玄米モード」と「玄米熟成モード」という2つのモードがあり、後者のほうが炊き時間が40分ぐらい長いですが、炊き上がりとしては大きな差がないので、時間に余裕があるかどうかや気分で選んでいます。

炊きあがりとしては、玄米を煎ってから炊く場合と煎らずに炊く場合では、煎ってから炊いたほうが、香ばしく、食感もベタつきがなく、軽いものに個人的には感じます。

今回の炊きあがりは以下の写真のようになりました。



最後に

3回にわたり、玄米について、今まで私が感じてきたことや考えてきたこと、また、実際の私の玄米の炊き方などをコラムにさせていただきました。

玄米に関しても、いろいろな考え方がありますし、「絶対こうだ」「これで間違いない」といったことはなく、それぞれがご自身に合ったことを継続していただけたらと思っています。ある意味、信念のようなものが必要なこともあるかもしれませんが、柔軟に考えてみて、ご自身で試してみた上で、判断していただき、ご自身に合ったものを残していく、続けていく、といったことで良いのではないかと思っています。

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カテゴリー: 食養

玄米は消化が悪いのか

「玄米って体に良いかもしれないですけど、消化が悪いって言いますよね?」

と、言われたことがあります。玄米が体にとってどうなのかについて私の考えとしては、以下の前回のコラムにいたしました。

鍼灸院神尾コラム記事玄米と白米の違い

次に、「玄米は消化が悪い」という個所になりますが、私個人としては玄米を食べると胃がもたれる、といったことがないので、消化が悪いということは実感としてはありません。

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しかし、玄米には硬い食感があり、それが消化が悪そうな印象を与えるのかもしれません。玄米が硬いと感じるのは、下図にあるように、構造上、最も外側に薄皮のような糠(ぬか)や胚芽があるためかと思います。



白米では、糠と胚芽を削ぎ落としてしまうため、白米を食することに慣れている人にとっては、「玄米は硬い」→「玄米は消化に悪そう」と感じてしまうかもしれません。

よく噛まないと美味しくない

それと、玄米を食するのに気をつける点は、「よく噛む」ということです。一口につき何回、噛んだほうがいい、とったことを言うつもりはありませんが、スルスル玄米を飲み込んでしまうような食べ方をすると、美味しくもなく、消化にも悪いと思います。

玄米食の楽しみというのは、良く噛んで、玄米の甘みを楽しむということだと思っています。玄米は噛めば噛むほど甘みが出て、それを美味しいと感じる感覚が必要だと思います。また、噛むほど、唾液が分泌され、消化を助け、体への吸収も促進されるのだと思います。

発芽抑制因子

ここからは、玄米が消化に悪いという説を唱える人が、ある理由を挙げていたことについて触れてみたいと思います。

それは、「玄米の表面には、発芽抑制因子というものがあり、その発芽抑制因子が消化に悪い。」ということでした。

「発芽抑制因子」というのは、玄米に限らず、「種」に見られるもののようです。玄米も例えば、玄米を水の中に浸しておけば、1週間程度で、発芽します。それを発芽玄米と呼びます。つまり、玄米も種といえます。

種は発芽せずに種として存在するには、発芽しない状態を維持しなければなりません。発芽を抑える物質が種の表面に存在し、それが種を守っているという話があります。実際に、発芽する時は、水分であったり、土の養分といったものが種の表面の「発芽抑制因子」を中和するというか、バリアを突き破るような形で、「発芽抑制状態」が崩れるということのようです。

私個人としては、そのような「発芽抑制因子」といった物質が種の表面にあってもなくても、「種」は温度、湿度、気圧、光線量などといった周りの自然環境が種にとって完璧に整った時に、何かスイッチのようなものが点いて、種は発芽するのではないかと思うが自然な気がします。

その「発芽抑制因子」が消化に悪い、ということに仮にした場合、発芽しない状態でもその「発芽抑制因子」を壊すことができれば、消化に良い玄米が炊けるという話があり、その方法は、玄米を「煎る」ことだそうです。

煎ってから炊く

この話を聞いてから、我が家でも玄米を炊くときは、先に玄米を煎ってから炊くようにしています。詳しい炊き方は後日、コラム記事にしたいと思います。

私の炊き方は、簡単に述べると、2カップの玄米を軽く洗って水を切ってから、フライパンで強火で5分間煎り、そのフライパン上に水を入れ、水が沸騰したような状態になるのですが、それが落ち着いたら、煎った玄米と水を炊飯ジャーの釜にいれて、炊飯ジャーの玄米モードでセットして炊いています。炊く前に玄米を水に浸けておく、といったことはしません。

実際に、煎ってから炊くと、香ばしい炊き上がりになります。私個人としては、元々煎らずに炊いても消化に悪いと感じたことがないので、なんとも言えなかったりはしますが、何かマイナスになる点はないと感じています。

玄米は焦げても大丈夫?

初めて試した時は、5分間強火で煎ると玄米の表面が完全に焦げるわけではないのですが、多少焦げたような感じになり、玄米が焦げていたら、それは体には良くないのではないか、と思いました。

しかし、玄米を完全に焦がしたものを煎じて飲む玄米療法が東城百合子著「家庭でできる自然療法」に「黒入り玄米」として書かれていて、玄米を焦がすことで薬効があるということを知り、それからは多少焦げ気味になっても問題ないとしています。

「家庭でできる自然療法」では、玄米を2〜3時間弱火で真っ黒になるまで煎り、それを煎じてコーヒーのようにして飲むと、弱った体に活力を与え、食欲が増進する、とあります。また、体の毒素を排毒し、便通、利尿の通りを良くして、新陳代謝を促し、老廃物を排出するとあります。

そんなわけで、玄米が焦げること自体には問題ないどころか薬効まであるということがわかったのですが、実際に日常的に煎って炊く場合は、焦げるほどは煎らずに、強火ではありますが火加減を調節して香ばしいぐらいにしています。

煎って炊く場合と煎らないで炊く場合での私が感じる違いは、煎った場合のほうが、食感としては軽い感じがして、ベタベタとした食感がありません。また、しゃもじに付く玄米が煎ったほうが、しゃもじにくっつきにくい、といった違いもあります。

まとめ

まとめますと、「玄米が消化に悪いのか」といったことについては、私個人としては、どのような炊き方をしても、よく噛んで玄米の甘みを楽しめるような食べ方をしていれば、玄米が消化に悪いとは感じていません。でも、感じ方は人それぞれで、玄米が硬い、消化が悪いと感じる方や、玄米を試してみたい玄米初心者の方にとっては、玄米を煎ってから炊く方法はおすすめできます。

何事もこういうことは、試してみて、自分に合っているのか、どうなのかをご自身で判断していただければいいと思いますので、悩まずにまずは試してみて、ご自身で感じていただけたらと思います。

次回のコラムでは、実際に私がどのように玄米を炊いているか、ご紹介できたらと思います。

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カテゴリー: 食養

玄米と白米の違い

よく「玄米は体に良い。」といったことを聞きますが、本当に体に良いのか、白米とはどう違うのか、といったことがよくわからないといったことがあるかと思います。今までは玄米は自分で炊いたりしたことはないけれど、実際どうなのか、気にされている方もいらっしゃるのではないかと思います。

今後のコラムでは数回にわたり、玄米に関することをまとめていけたらと思います。

今回は、玄米と白米では何が違い、その違いが健康を保つといったことにつながるのか、考えてみたいと思います。


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お米の構造

まず、玄米を白米の構造上の違いというか、そもそもお米はどのような構造なのかから見てみたいと思います。

お米の構造は右図のようになりますが、大きく分けて、糠、胚芽、胚乳の3つに分かれるかと思います。

玄米は、糠、胚芽、胚乳が全て備わった状態となります。

それに対して、白米は、玄米の状態から、糠と胚芽を取り去る精米という工程があります。つまり、白米は胚乳の部分のみということになります。

この糠と胚芽には、ビタミンやミネラル類が多く含まれ、特にビタミンB群、鉄分、カルシウムなどが多いとされています。その結果、下図にあるように、玄米と白米には栄養素という点においても、糠、胚芽、胚乳が含まれている玄米のほうが栄養価が高いとされています。下図にある緑の円が玄米に含まれている栄養を示し、内側のオレンジ色の線が白米を示します。


お米の陰陽バランス

また、単なる栄養価の違いだけではなく、陰陽のバランスの違いがあります。

陰陽とは、簡単にいうと、陽は日向であり、外側であり、陰は日陰であり、内側である、ということで、食品でいえば、陽は体を温める、陰は体を冷やす、といった性質があるといえます。

玄米は、糠、胚芽、胚乳を含み、陽も陰もバランス良く含んでいることになります。白米は、陽の要素であるお米の外側である糠と胚芽が取りされれているわけですから、胚乳のみということで陰の性質が強い食品となります。

東洋医学では、体の健康を保つには、この陰と陽のバランスに偏りがなく、できるだけ中間(中庸)を保つことが重要とされています。お米の場合、玄米は中間に近い性質であり、白米は陰に偏った性質であることから、玄米のほうが陰陽のバランスが優れているということになります。

玄米の生命力

玄米と白米を1週間、水に浸けておくと、玄米は発芽し、白米は腐る、ということになります。発芽するということは、玄米には生命力が秘めているといえるのではないでしょうか。白米が発芽せず腐ってしまうというのは、生命が宿る要素が欠けているといえるかと思います。

まとめ

このように、玄米と白米には、白米は精米されていることにより、栄養価の面でも大きな違いがあり、また、陰陽のバランスといった点においても、玄米のほうがバランスが良いということになるかと思います。

それでも、白米の食べ方として、白米を補うとしたら、糠漬けの漬物を添えるといったことができたら、糠漬けには糠や胚芽が含まれて、白米に欠けた栄養素や陽の性質を補えるかと思います。

また、実際に、玄米を食す場合、玄米は糠や胚芽が含まれているため、白米よりも食感が硬く感じる方も多いですが、そこで必要なのは「よく噛む」ということになります。よく噛むことで玄米の甘みがでてくるのが玄米食の楽しみ方に思えます。逆に玄米の甘みを味わえるようになると、白米では物足りず、白米の場合、食べる量も増えてしまうことがあるように思えます。

次回以降のコラムで、さらに突っ込んで玄米の性質についてや玄米の炊き方についてまとめてみたいと思います。

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カテゴリー: 食養

癌という病気

癌の三大治療と呼ばれる手術、抗がん剤、放射線治療のいずれか、または複数を受けても、治療どころか、延命ですらなく、かえって死期を早められているのではないか、と感じてしまうことが多々あります。

癌という病気について、様々な考え方があるかと思いますが、私なりに癌という病気について考えてきたことをまとめてみたいと思います。

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それにあたり、森下敬一氏の理論を参考にしておりますので、気になる方は、森下敬一氏の著作をいくつか読んでいただけたらと思います。森下氏の著作は多くありますが、最初に読まれるなら下記がおすすめです。

自然医食のすすめ」 森下敬一 美土里書房

癌に特化した著作
ガンは恐くない」 森下敬一 株式会社ペガサス
ガン「消去法」」 森下敬一 自然の友社
など

癌細胞のイメージはかなり悪い

みなさんの体内には、癌細胞はありますか?と問われたら、

「そんなの検査してみなければわからない。」

と仰るかもしれません。ですが、答えとしては、

「全ての人の体内にあります。」

ということになるかと思います。そう言われた方は、

「いやいや、自分は癌患者じゃないし、どこも具合悪くないし、体の中に癌細胞なんてないでしょう。」

と仰るかもしれません。確かに、癌細胞が一定数を超えてきたり、一つ一つの癌細胞が大きくなってきたりすれば、健康上の問題が出てくる可能性は高いですが、ある範囲で、癌細胞の数や大きさが収まっていれば、健康上の問題はありません。

癌細胞の数や大きさは常に変動していて、数が増えたり減ったり、大きさも大きくなったり、小さくなったりし続けている、ということを認識する必要があると思います。

癌細胞が1つでもあったら、「癌患者である。」といったことはないのです。つまり、誰の体内にも癌細胞は存在すると考えるのが自然であるといえると思います。

問題は、癌細胞が増え過ぎたり、大きくなり過ぎたりして、一定の数や大きさを超えてくることなので、その原因を突き止めて、適した対策を実践していけば、癌は恐ろしい病気とは言えないのではないかと思います。

癌細胞が生まれる原因

それでは、癌細胞が増えたり、大きくなったりする原因は何が考えられるのでしょうか。一般的には、癌細胞は突然変異的に現れて、原因不明で無秩序に爆発的に増えたり大きくなったりすると考えられているように思えます。

実際はそうではなく、原因がはっきりあるとされています。それは、体内、特に血液が何らかの原因によって汚れることで、それを浄化する目的が癌細胞にはあるという説があります。

つまり、癌細胞は一般的な考えである悪の根源のようなものではなく、血液が汚れたままでは生きていけないので、それを浄化するために現れる、「有難い存在」であるとされます。

実際には、汚れた血液が癌細胞を通り抜けることによって、癌細胞をくぐり抜けた血液は、きれいな血液となって血管を流れていくということだと思います。

しかし、癌細胞が、浄化しても浄化しても、血液が汚れ過ぎていたり、汚れた血液が大量過ぎる場合は、癌細胞は大きくなったり、数を増やしたりするようです。それが一定数を超えていくと、内臓などを浸潤していき、宿主の命を奪うことになってしまうのだと思います。

また、癌細胞が血液を浄化してくれるとしたら、手術によって癌細胞を切除して取り出すといったことをすると、どうなるでしょうか。血液を浄化するという癌細胞の目的があるならば、手術で仮に問題個所の癌細胞を取り出したとしても、血液が汚れたままならば、再び体は癌細胞を作り出すのではないでしょうか。

同じところに再び癌ができたら「再発」と呼び、違うところにできたら「転移」ということもあり得ると思います。

抗がん剤にしても、放射線治療にしても、癌細胞を攻撃することで、癌細胞を小さくしたり、数を減らしたりすることは一時的にはできても、血液が汚れたままでは、再び癌細胞を作り出すことは想像できます。また、抗がん剤や放射線治療は、癌細胞にのみを正確に攻撃しずらいため、癌細胞ではない正常細胞までも攻撃することもあり得ることから、体を傷つけ、体力を低下させ、生命力を奪うことになることも考えられます。

血液が汚れるとは

では、具体的に、血液が汚れる、というのは、どのような状態なのでしょうか。これを考える際、一つの基準として挙げられるのが、血液のペーハー値といえると思います。

血液のペーハー値とは、血液が酸性とアルカリ性という両極の間のどこに位置するのかを示す単位となります。

ペーハー値は1〜14まであり、7が真ん中で「中性」となります。酸性に最も傾いた状態が「1」となり、アルカリ性に最も傾いた状態が「14」となります。

人間の血液のペーハー値は「弱アルカリ性」が理想的とされるので、ペーハー値としては、8〜10あたりが理想かと思います。

血液が汚れた状態というのは、主に、ペーハー値が「酸性」に傾いた状態のことを指すようです。「酸性」に傾き続けた状態が一定期間、続いてしまうと、癌細胞が現れて、血液を浄化しようとする現象が起きるとされています。

血液の酸性とアルカリ性についてのコラム
鍼灸院神尾コラム記事 「血液の酸性とアルカリ性 ~体内のペーハーのバランスを保つには~

血液が汚れる原因

それでは、なぜ血液は汚れてしまうのでしょうか。血液が汚れてしまう原因は以下などが挙げられるようです。

食生活
食品添加物や薬剤
精神的な負担、ストレス

食生活

一般的な西洋医学では、血液が作られるのは、「骨髄」とされています。しかし、森下医学では、主に「小腸」とされていて、小腸の壁から栄養分が取り込まれる時に、血液細胞となる、とされます。つまり、簡単にいえば、「食べたものは、血となり肉となる。」ということだと思います。となれば、食べたものが悪ければ、悪い血液細胞になり、食べたものが良ければ、良い血液細胞になるといえます。

まず、食物には、「酸性」と「アルカリ性」があります。また、「陽性」と「陰性」があります。「酸性」と「アルカリ性」はペーハー値のことになります。「陽性」と「陰性」は、「体を温める性質」と「体を冷やす性質」となります。

「酸性」と「アルカリ性」においては、血液の理想的なペーハー値は「弱アルカリ性」ですから、食物も「弱アルカリ性」に近いものを多く摂ったほうが「弱アルカリ性」を保ちやすくなります。「弱アルカリ性」の食品は、主に野菜や海藻類とされます。ただ、現実的には、野菜と海藻類だけを食べ続けるのは無理があります。そこで、最も良くないのは、「強酸性」というか「酸性」の極みのような食品ということになりますから、「強酸性食品」はできるだけ避ける必要があるかと思います。

「強酸性食品」の代表的な食品は、肉と化学塩となります。それと、食品ではありませんが、薬剤、食品添加物、放射線といった物質も「強酸性」となります。

食品酸性とアルカリ性


次に、食物の「陽性」と「陰性」ということに関してですが、癌体質というのは「体が冷えている」ということがいえます。手足といった末端が冷えるということもありますが、体温が低いタイプの方も注意が必要です。体温は36.5度以上が理想といえるかと思います。

体温を上げるためには、代謝を上げるとか、筋肉量を上げるとか、そういった体質改善が必要な場合もありますが、「陰性」の食物をできるだけ避け、「陽性」の食物を多く摂り入れるということも大切なことだと思います。

鍼灸院神尾コラム記事食べ物で体質は変わるのか?② ~陰陽論を用いた食品の分類~

食品の陰陽


食品添加物や薬剤

これに関しては、上記に記したように、食品添加物や薬剤は「強酸性」ということが、血液を汚す原因となります。

精神的な負担、ストレス

これは最も厄介なものだと言えると思います。ネガティブな感情を抱くだけで、血液の「ペーハー値」が酸性に傾いてしまう、といわれています。人間ですから、ネガティブな感情を抱くことも多々あるわけですが、できるだけ前向きだったり、ワクワクすることを実践していきたいものです。

私の知り合いで、胃癌を患った方がいました。その方はそれをきっかけに、会社に頼んで、精神的な負担の重い仕事から外れ、会社の第一線からは降りたと仰っていました。数年が経ちますが、その方は、癌が再発したり、転移があったりということはないようです。これも精神的な負担が大きいと血液を汚し、癌細胞を引き起こすことを表しているように思えます。

では、どうしたらいいのか

血液の汚れの原因を突き止め、それを解決することができれば、血液がきれいになり、血液を浄化するという癌細胞の存在目的がなくなって、癌細胞は自然と小さくなったり、数を減らして、「病」の状況から抜け出せる、ということになるかと思います。

具体的には、「血液を弱アルカリ性に保つ」、ということになりますが、それには、食事の内容を省みて、「酸性」や「陰性」の食物を避け、「アルカリ性」や「陽性」の食物を多く摂取するように心がけることは、「癌体質」を改善させる上で基本的なことだといえると思います。

また、食品だけではなく、「化学物質」というものも血液を「酸性」に傾ける要因となりますので、できるかぎり遠ざけたいものです。

それに加え、最も難しいことかもしれませんが、精神的な負担が大き過ぎず、心の平穏を保てることも、「癌体質」を改善する上で重要なことだと思います。この点は、感情をコントロールすることの難しさもありますが、自分にとってストレスになっていることを解消しようとしても解消できない場合も多々あるのではないか、と思うと、心の平穏を保つことは非常に難しい場合があると思います。

仕事がストレスであれば、会社を辞めれれば良いですが、辞められない場合もあります。会社を辞めなくても、社内での仕事内容を変えてもらえれば良いですが、会社がそれを許さない場合もあるかと思います。また、ストレスの原因が家庭にあったとした場合、簡単に家族を変えるわけにもいかないでしょうし、非常に困難なことだと思います。

何を優先しなければならないのか、によりますが、時として、思い切った決断も必要なことなのかと思います。人生で起こることは、常に「自分ならどうするのか」、という問いを突きつけられているようなものだと思うので、「自分がどうしたいのか」、が問われているのだと思います。

最後に、「癌」という病気は、一般的に言われているような、いわゆる「不治の病」であるとは、私個人は思いません。今までの医療が癌を「不治の病」にしてきたといっても過言ではないと思っています。

上記に示してきたように、原因を認識し、自らを省みて、適切な方法を実践していけば、克服できない病気ではないと思います。

要は、自分が「変われるか」が問われていて、食事の内容を変える、といったことは、その意志があれば可能だと思いますが、感情のコントロール、ストレスの排除といった変わることが非常に難しい要素もあるという点では、癌を完治させることは困難極まりないともいえると思います。

それでも、今までの一般的な癌に対する考え方は一端、脇に置いておいて、発想を変え、自分を変えることに取り組んでいけたら、望む結果は得られると私は考えます。

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カテゴリー: がん

別れ道は何によって決まるのか

感染症において、大まかに以下の別れ道があるのではないかと思います。

・症状がでる人、でない人

・症状がでた人で、重症化する人、重症化しないで回復する人

・重症化した人の中で、亡くなる人、回復する人

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それぞれの別れ道で、どちらに進むのかを決める要因は、免疫力、回復力、生命力といった自分の内に元々備わった力であると、私は思います。

それ以外の例えば、薬剤といったものは、元々備わった力をサポートする作用があったとしても、全てを解決するものではないと私は考えます。

このような考えを持っていないと、自分の外に頼るというか他人任せとなり、知らない間に、とんでもない方向に誘導され、気が付けば、取り返しのつかないことになりかねないと私は思います。

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カテゴリー: 新型コロナウイルス

雑司ヶ谷参り

12月20日は、私の鍼の師匠にあたる先生の命日です。今年で10回忌となり、20日にうかがいたかったですが仕事でしたので、翌日に先生が眠る東京都豊島区にある雑司ヶ谷霊園を訪ねました。

雑司ヶ谷は、私が2012年から5年間、鍼灸院を開院していた場所でもあります。

私が雑司ヶ谷で開院したのも、私の先生の強い勧めがあり、先生は「雑司ヶ谷がいいと思うよ」と仰って、先生から他の町の名前が出ることはありませんでした。

雑司ヶ谷は、鬼子母神の境内を中心とした歴史ある、都電が走る下町風情の残る落ち着いた町です。そのような町が私も好きでしたし、私が雑司ヶ谷で鍼灸院を開院する前までは、雑司ヶ谷の隣町である東池袋で、他の鍼灸師の方と共同で運営していた鍼灸院に所属していたため、東池袋に来院されていた患者さんにとって、雑司ヶ谷であれば、無理なく通院していただけるのではないか、という想いもあって、私としても雑司ヶ谷は開院するには理想的な町でした。

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先生からは、ことあるごとに雑司ヶ谷での開院を勧めていただいていましたが、私がなかなか決断できず、先生に最初に雑司ヶ谷での開院を勧められてから1年後に決断し、物件探しを始めました。物件についてや細かなことまで、その都度、先生に相談させていただき、徐々に具体的な形となり、2012年10月に開院することができました。

私が物件を契約したのは8月でしたが、翌月に先生は入院され、12月にお亡くなりになりました。10月に開院できたことを報告させていただき、その時に電話で話したのが先生とは最後になってしまいました。

「神尾くんが開院したら、お祝い持って行くからさ」と仰っていただいていたのですが、それは実現しませんでした。

私が雑司ヶ谷での開院を決断した時期は、先生は治療院で変わらず鍼治療もされていましたので、私としては、先生に見守っていただけるならば、自分でも鍼灸院を開院できるのではないか、と思っていました。

それほど先生の存在が私にとっては大きなものでした。私が開院を決断するのが、あと2ヶ月、3ヶ月、遅かったら、私は雑司ヶ谷で開院することはできなかったのではないか、と今でも思っています。

それだけ先生が推してくださった雑司ヶ谷での鍼灸院でしたが、私の家族のことや実家のことなどがあって、雑司ヶ谷の鍼灸院は5年間で終了し、現在の埼玉県所沢市に移転する形となっています。 雑司ヶ谷での5年間も患者さんに恵まれ、鍼治療に没頭した充実した日々を送らせていただきました。

先生は、「鍼治療とは、10年続けて一つの形になって、また次の10年で変化したり洗練されていったりと、そういったものだから、10年一区切りというつもりで、継続していきなさい」と仰っていました。

私が鍼灸師となってから13年が経ち、私が雑司ヶ谷で開院してから、来年の10月で10年が経とうとしています。

先生の仰る「一つの形」ができつつあるのか、自分ではわかりません。それでも、先生の鍼を目指すと志してきたので、今後も鍼治療を通して、日々課題を克服して、成長していきたいと思っています。

そんなことをお参りしながら考え、先生の言葉を思い出した日に今日はなりました。

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カテゴリー: 鍼治療について

エアコン内部徹底洗浄

先月、暖房シーズンが本格的に始まる前に、自宅と治療院、合計3台のエアコンを徹底的に、内部まで洗浄しました。

エアコンのカバーを開けると、放熱フィンがあり、そこに洗浄剤をスプレーするのは、年に2~3回しますが、内部までは1年に1回もしていないと思います。

内部洗浄は、専門業者に依頼するのが確実かつ効果的だとは思いますが、エアコンが数台あると、費用や時間がかかることもあり、以前から自分でなんとかしています。頻繁に行うことではないので、毎回、前回どうやったかを思い出すことから始めるので、慣れない作業です。

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まず、洗浄するのに、以下のグッズを用意しました。


  • ・電動スプレー

  • ・すきまクリーナーブラシ

  • ・バイオ酵素フィルター

  • ・エアコンの防カビスキマワイパーセット

  • ・くうきれいエアコンファン洗浄剤(ムース、リンスのセット)

  • ・エアコン洗浄カバー




私なりの素人のやり方にはなりますが、大まかな手順としては以下のようにやってみました。


  • ・エアコンのコンセントを抜きます。

  • ・エアコンのカバーを開け、吹き出し口の羽を取り外します。網戸のようなフィルターがあるので、取り外してから洗浄し、陰干しします。

  • ・エアコン洗浄カバーをエアコンに取り付け、排水が屋外に流れるように準備します。

  • ・電動スプレーでエアコン内部の円柱状のフィン全体に水をかけて、軽くブラシでこすり、再度、水をかけて汚れを流します。

  • ・洗浄剤のムースを円柱状のフィンにまんべんなく吹き付けて、30分間、フィンを時々回して、洗浄剤の泡がフィンに浸透するまで待ちます。

  • ・30分経ったら、電動スプレーでフィンについた泡を水で洗い流します。

  • ・一度、エアコンのコンセントを入れて、送風にして、内部の水分を飛ばします。

  • ・もう一度、エアコンのコンセントを抜き、洗浄剤のリンスをフィンに吹き掛けます。

  • ・10分間、放置したら、エアコンのコンセントを入れて、10分ぐらい送風運転させます。

  • ・陰干ししておいたフィルターが乾燥したら、元のように取り付けます。

  • ・エアコンの天井部に、バイオ酵素フィルターを貼ります。


以上となります。

注意点としては、エアコンのセンサー部分に水がかかると故障の原因になる可能性があることです。必要であれば、作業の最初にセンサー部分に直接水がかからないようにカバーしたほうがよさそうです。あとは、水や洗浄剤を使うので、作業の最初にエアコン洗浄カバーをしっかり設置して、流れていく水や洗剤が屋外に流れていくようにするか、バケツのようなものを用意しておいて、そこに流れるようにしてからでないと部屋中が水浸しになってしまうことです。

毎回、思いますが、エアコンの構造として、この内部洗浄をしやすく設計されているエアコンは存在しないのではないかと思います。本来なら、内部の円柱状のフィンが簡単に外れて、お風呂場などでシャワーのお湯を使ってフィンを洗えれば、簡単に汚れが落ちますし、フィンを外せれば、内部の拭き掃除も簡単にできると思います。でも、エアコンを買い換えてもらうには、簡単に内部洗浄できてしまうと、メーカーとしては都合が悪いのかと思ってしまいます。

今回、自宅2台と治療院1台を内部洗浄しましたが、自宅の自分の部屋のエアコンは、相当、汚れが溜まっていて、何度も洗浄しました。あれほど汚れていると、カビやらホコリやらを部屋中にまきちらしていることになるかと思うので、定期的に内部まで洗浄しようと思っています。


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カテゴリー: セルフケア

診療日時
月・木・金:10時半?18時半
(最終診療開始時間:17時)
土・日:10時半?19時半
(最終診療開始時間:18時)

休診日
火・水
火・水以外の祝日は診療日となります。

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