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食品添加物をもう一度、考える

以前にも免疫に関連して食品添加物についてこのコラム記事の後半に書かせていただきました。

鍼灸院神尾コラム
免疫力を上げるには?
~日常でできる免疫力アップ方法 後編 食事について~

https://harikanwo.com/column/index.php?e=24

今回、あらためて、食品添加物について考えてみたいと思います。

みなさんは食品添加物を気にされているでしょうか。なかには、食品添加物についての国が定めた基準があって、その許容範囲内であれば問題はない、といった考えの方もおられるかと思います。または、そんなもの気にしてたら、食べるものなくなっちゃうし、かえってストレスになるから、気にしない、という考えもあるかもしれません。

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日本に限ったことではありませんが、特に日本では、食品添加物はあらゆる食品に添加されていて、完全に食品添加物を避けることは不可能かと思います。それでも、私自身は、できる限り、食品添加物の摂取は避けたいと考えています。

まず考えてみたいのは、食品添加物の何が悪いのかということです。私は、食品添加物に限らず、人工的に作られた薬品というものは、自然界のものとは異なり、バランスが不完全であるために、必ずと言っていいほど、副作用というか、人間の体に害になる要素が含まれていると考えます。

薬品に限っていえば、漢方薬というのは、副作用があるものは存在しますが、西洋医学の薬剤と比べ、一般的には、副作用が少ないと言われています。それは、本来の漢方薬は生薬というか、自然界の植物から成分を抽出して製造されているためとされています。一方、西洋医学の薬剤の原料は、石油であり、化学式によって工場で配合されています。

自然界のものというは、人間の想像に及ばない、科学的には分析できないような物質まで含まれ、絶妙なバランスが保たれているのだと思います。人間の体も自然界の一部で、本来は良いバランスを保っているはずです。つまり、自然界のものは人間の体に親和性があって、負担になりにくいと言えると思います。

それに対して、バランスの欠いた薬剤のような物質が体内に入ってきた場合、症状を抑えたりする効果がある場合はありますが、それ以上に体に負担になる場合も少なくないと思います。

少量や微量な食品添加物や薬剤であれば、問題はないのでしょうか。体にとって負担となっている要素が簡単に体外に排出されるのであれば、まだ良いですが、一説では、薬剤のようなものは、体の奥に奥に溜まっていく性質があるとも言われ、微量であっても、体内に入ってきた薬剤が、肝臓などの奥深いところに溜まり続けることになり、定期的に長期間、薬剤を服用し続けるようなことがあれば、それが将来的にも体にとって負担となることは容易に想像できます。

また、将来的なことをどこまで予測できるのか、単品の薬剤とは限らず、複数の薬剤を服用した場合、どのようなことが体内で起きて、体はどのように反応するのか、予測できる研究者がいるとは私は思えません。

私は、食品添加物にしても、薬剤にしても、それを消費する人がいればいるほど、こうしたものがなくなることはないと思います。誰も食品添加物や薬剤を支持しなくなれば、淘汰され、自然と存在できなくなると思います。それは、農薬や化学肥料、といったことにも同様のことが言えると思います。

次のコラムでは、日本で食品添加物がどのぐらい使われていて、外国と比べてどうなのか、といったことを考えてみたいと思います。


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カテゴリー: 食養

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