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鍼灸院神尾 コラム

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梅肉エキス作り2020

6月3日にアップしたブログ記事「梅肉エキス作りの季節到来!」で、梅肉エキス作りをご紹介させていただきましたが、今回、自分で作ってみましたので、その様子をお伝えできたらと思います。

材料、必要な器具、作り方、飲み方、効能は6月3日のブログ記事と同様ですが、この記事にも載せておきます。



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材料

青梅1kg/1人分、1年間分 

何人分か、何年分か、は飲む頻度によって違いがあるかと思いますが、目安としては1kg/1人分、1年間分といえるかと思います。青梅が手に入るこの5月~6月にかけてしか作れませんので、1年を通して、常備しておきたい方は、この時期に1年分以上を作られることをお勧めいたします。

青梅は皮ごとすりおろすので、無農薬栽培や自然農法で採れたものをお勧めいたします。

必要な器具

・おろし器

・なべ(できたら土鍋)

・ガーゼ

・木ベラ

・ガラス製のビン

梅肉エキス作り方

・青梅を水洗いし、ざるにあげ、水気を取る。

・青梅を皮が付いたまま、おろし器ですりおろし、すりおろしたものをガーゼで絞る。

・絞り汁を土鍋に入れ、とろ火にかけてゆっくりと水分を蒸発させる。その際、泡がたってくるので、その泡を木ベラなどで取り除く。

・木ベラなどでゆっくりかき混ぜながら、アメのようになるまで、とろ火にかける。

・アメのようになったら、煮沸消毒したガラス製の小瓶に流し入れ、蓋をして保存する。

飲み方

ティースプーン半分ぐらいをお湯に混ぜて飲む。お湯の量はお好みです。梅肉エキスをそのまま舐めると、かなり苦いというか、キツいと思います。

効能

・殺菌効果があり、腸内の善玉細菌を育て、悪玉細菌や雑菌を殺菌する効果あり。

・腸のいっさいの病気、腹痛、胸やけ、下痢、便秘、高血圧、低血圧、心臓、腎臓、肝臓、糖尿などに効果あり。また、伝染病の流行る時期に飲んでおけば、感染率は下がります。チフスや疫痢にも効果あり。

・5年でも10年でも保存でき、古くなるほど効能が増すとされます。

2020年6月に作った時の様子



今回、用意したものになります。



今回は、クッキングガーゼではありませんが、似たような袋状のものを試しに使ってみました。



今回、購入した青梅です。2キロ購入しました。
こだわりや新所沢店で取り寄せていただきました。
担当していただいた方、ご丁寧に対応していただき、
ありがとうございました!



青梅は色が変わりやすいですが、今回は購入した翌日に作れたので、青々していました。
これで1キロ分です。



1つずつ、おろし器ですっていくわけですが、皮の部分よりも実の部分が滑りやすく、滑った勢いで、
おろし器の歯に指を当てると怪我しますので、気をつけてください。



5つ、すりおろした状態です。鮮やかな色ですね。



これで1キロ分です。50分かかりました。
1キロで64個ありました。写真の右下がすりおろしたものを茶漉しの袋で絞った残りかすです。
結構な量だったので、何か料理に使えたらと考えながら、青梅をすっていましたが、
結局、良いアイディアは浮かばず、捨てることになってしまいました。



最終的に、絞りきった青梅のエキスになります。
これをこれから水気が飛ぶまで、弱火にかけていきます。



火にかけていくと、このように、白いアクが出てくるので、
ヘラなどですくいながら、弱火にかけます。
段々、色が黄色がかってきます。



2時間後にこのようになりました。ちょっと弱火過ぎたようで、時間がかかってしまいました。
火にかけてからの前半は、もう少し中火にして、煮詰まってきてから弱火にしたほうが、
早く完成すると思います。
ただ、一度、焦がしてしまうと台無しになってしまうので、火加減に関しては、
焦がさないようにだけ気をつけてください。



ビンの中に入れてみると、1キロの青梅がこのぐらいの量になりました。
今回はちょっと煮詰め過ぎで固めの仕上がりになってしまい、
この倍ぐらいの量が良いかもしれません。



色味としては、限りなく黒ですが、赤みを帯びています。



もう1キロを後日、作り、これが2キロ分の梅肉エキスとなります。
かなりの濃縮率ですね。


今回、作ってみての感想

今回、2年ぶりに作ってみましたが、相変わらず、青梅をするのは結構、大変で、2キロを続けて、するのは手などを傷めそうだったので、1キロずつ、作ってみました。青梅をおろし器でするのが無理な方は、青梅を包丁で実を削ぐように切って、実をミキサーなどですりおろしたほうが良いかもしれません。

今回、火加減が弱火にし過ぎたこともあり、煮詰まるまで2時間ぐらいかかってしまいましたが、沸騰するまでは強火、沸騰してからは中火、水気が飛んできて、粘り気が出てきたら弱火にして仕上げるぐらいのほうがいいのかもしれません。でも、焦がしてしまうと失敗となってしまうので、焦がさないように気をつけていただけたらと思います。

そこそこ、手間と時間がかかりますが、私としては、効能が素晴らしいので、がんばってみる価値はあると思っています。

ご興味のある方は、ご自身のため、ご家族のため、ぜひ作っていただいて、長期保存も効きますので、常備薬のようにされると良いかと思います。

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カテゴリー: 食養

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