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投稿日:2015年05月19日
退屈なんです…
患者さんの一人に、
「毎日が退屈なんです…」
と悩んでおられる方がいらっしゃいます。
「毎日が退屈なんです…」
と悩んでおられる方がいらっしゃいます。
私自身の毎日を考えると、
「毎日ドタバタしていて1日が24時間では足りない。」
と感じることはあっても、退屈に思えるなんて、ある意味、恵まれているようにも思え、それはそれでつらいことなんだろうか、と思ってしまうわけです。
ところが、「退屈」に関して、ある方は以下のように言います。
「退屈は特殊なことだが、とても人間的なことだ。
退屈を感じる動物はいない。動物は愚鈍過ぎる。退屈を感じるには極めて高度な感受性がいる。感受性が鋭ければ鋭いほど、多くのことに退屈を感じる。
子供たちは退屈しない。彼らは人間的な動物といっていい。子供たちはまだまだ単純なことを楽しむことができる。毎日、蝶々を追いかけ回しても別に退屈することはない。
退屈とは、人間的なものであって、一つの非常に優れた資質でもある。実際これは、人間の意識の、より高い次元にしか存在しえないもの。人は、非常に感受性が鋭くなったときに退屈さを感じる。」
そう考えると、その患者さんが退屈に感じていることは、より人間らしいということに…私なんて子供ですね。
確かに、その患者さんの感受性は鋭い…
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「毎日ドタバタしていて1日が24時間では足りない。」
と感じることはあっても、退屈に思えるなんて、ある意味、恵まれているようにも思え、それはそれでつらいことなんだろうか、と思ってしまうわけです。
ところが、「退屈」に関して、ある方は以下のように言います。
「退屈は特殊なことだが、とても人間的なことだ。
退屈を感じる動物はいない。動物は愚鈍過ぎる。退屈を感じるには極めて高度な感受性がいる。感受性が鋭ければ鋭いほど、多くのことに退屈を感じる。
子供たちは退屈しない。彼らは人間的な動物といっていい。子供たちはまだまだ単純なことを楽しむことができる。毎日、蝶々を追いかけ回しても別に退屈することはない。
退屈とは、人間的なものであって、一つの非常に優れた資質でもある。実際これは、人間の意識の、より高い次元にしか存在しえないもの。人は、非常に感受性が鋭くなったときに退屈さを感じる。」
そう考えると、その患者さんが退屈に感じていることは、より人間らしいということに…私なんて子供ですね。
確かに、その患者さんの感受性は鋭い…
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カテゴリー: 日々雑感