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鍼灸院神尾 コラム

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鍼灸師ならどうする?風邪篇

私自身が風邪をひきそうな時またはひいた時、自分に鍼や灸をすること以外で、どうするかをまとめてみます。

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東洋医学では、「風邪」は文字通り、「風」の性質の「邪気」が体に入ることで起きるとされます。風邪を治すには、この「風の邪気」を体から追い出すことが必要となります。それには、体を温めることが第一です。

ポイントは体を温める、免疫力を高める、休養をとる、ということになります。

「大椎(だいつい)」を温める

「風の邪気」が入る「大椎」というツボを温めることをまず最初にします。「大椎」は首を前に倒すと背面の首の付け根に最も出る骨の下にあります。下の図の①の場所です。鍼灸治療の場合は、その「大椎」の正確な位置に鍼や灸をしますが、温める場合はだいたいの位置で結構です。

温め方は、ドライヤーを当てる、シャワーで温水を当てる、温カイロを貼るなどが考えられます。どなたかに手で当ててもらうのもいいと思います。お母さんがお子さんにしてあげるのも効きます。

温める際は、火傷には気をつけます。直に当て過ぎないようにしたり、カイロはシャツの上からするなど、様子をみながらやります。カイロの場合は、カイロを貼っておくことがうっとうしく感じたらカイロを剥がします。

これは、カゼの初期、のどが少しイガイガしたり、痛かったり、背中がゾクゾクした時に行うとかなり効果があります。私の場合は、少しでものどに痛みを感じたら、大椎にカイロを直に貼って、そのまま一晩、寝てしまうと翌朝にはのどの痛みがとれていることがほとんどです。ただし、このやり方だと低温火傷をする可能性がありますので、その点だけは注意してください。

貼るカイロを使った冷え対策

手足など冷えを感じる場合は、お腹と骨盤を温める

お腹はおへその下、骨盤は中央にある仙骨にカイロを貼ります。上の図の②と③の位置です。

お腹を温めることは、腸を活発にし、腸内の細菌を活性化させることで免疫力を高めることになります。

骨盤中央には仙骨孔と呼ばれる穴が空いており、その穴を足に向かう血管や神経が通っています。骨盤中央を温めると下半身の血行が高まり、足は第二の心臓と呼ばれることから全身の血行も高まります。

この場合も低温火傷には気をつけてください。

食欲がないときは、無理には食べない

これは、体がそう要求していると考えます。消化器系が疲弊して、働きたくない、といったサインですので、消化器系を休めて、「風の邪気」と戦う力に集中させるべきだと思います。

水分と食べ物

風邪と戦っている体は、体温が上がり、体の代謝が上がることで、汗として邪気が体外に出しているようにも思えます。

また、体調を崩している時は体内が酸性に傾いていることが多いことから、体を温める作用のある陽性でアルカリ性の飲み物が良いと思います。梅干番茶などは昔からいわれていますが、理想的に思えます。はちみつレモンもいいですね。

食べるものも、肉類、魚類、乳製品などの酸性食品は避け、野菜、穀類、豆類などのアルカリ性食品を中心とされるのが良いと思います。野菜も体を冷やす性質のある葉ものや実ものではなく、根菜類のほうが体を温めるとされます。

漢方薬なら「葛根湯」

葛根湯は文字通り、葛の根っこですから、土の中のものは体を温める性質があります。葛根湯はカゼの初期症状に有効とされます。体の中から温める、ということだと思います。

西洋薬剤は私は服用しません

これは私の個人的な考えですが、西洋薬剤の多くは、症状を消す作用があります。

それは体にとって本当にいいことなのでしょうか?熱があれば解熱剤。のどが痛ければ鎮痛剤。

私は発熱は最高の治療方法の一つだと思います。体温は1℃上昇すると、免疫力が5倍上昇するといわれています。その有難い体の反応をわざわざ解熱剤で下げて、どうする?、といった感じです。最近の医師はむやみに解熱剤を処方しない、という話も聞きますが。

ただし、脳内の細胞は熱に弱いといわれますので、頭はしっかり冷やすことが大切です。

休養第一

風邪をひいてしまう状態というのは、体が疲れていて、カゼに対抗する力が充分に発揮されていない状態といえます。体は黄色または赤信号を発しているのだと思います。

疲労を回復させ、免疫力を高め、体をリセットする良い機会だと思って、休養をとることに専念します。

以上となります。

参考になることがあれば幸いです。風邪はしっかり治してください。

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カテゴリー: セルフケア

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