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投稿日:2022年05月30日
夏野菜スタメン決定
今回の体験農園で、どんな野菜を作ってみようか、と考えている時が楽しい時だったりするわけですが、まず1年を通して、夏野菜と冬野菜として、どんな野菜にするか考えました。
その際、私が重視したのは、2つありました。
1つ目は、できるだけ多くの種類の野菜を育ててみて、経験を積みたいということです。
その際、私が重視したのは、2つありました。
1つ目は、できるだけ多くの種類の野菜を育ててみて、経験を積みたいということです。
2つ目は、自然農法ということなので、農薬や除草剤といった薬品は使用しませんし、有機栽培のように自然由来の肥料なども使用するつもりはありませんので、できるかぎり、コンパニオンプランツといった栽培する作物の組み合わせによって、作物の相互作用といったものを最大限に意識した栽培方法を採用したいと考えました。
コンパニオンプランツとは、一緒に栽培すると相性が良いとされる作物の組み合わせによる栽培方法です。例えば、トマトとバジルを一緒に植えると、バジルの発する成分によってトマトにとっての害虫からトマトを守ってくれる作用があるとされます。他には、とうもろこしと枝豆を一緒に植えた場合、お互いの根っこに存在する菌がお互いの根っこを通して、栄養の交換を行い、それぞれにとって有益となり、病気に強く育ったりといったことがあるようです。
また、同じ畑で夏野菜と冬野菜を育てる場合、ある夏野菜を栽培した後に、ある冬野菜を栽培すると、良く育つといった組み合わせのことも含まれるようです。
このような野菜の組み合わせを考えた上で、今年栽培したい夏野菜と冬野菜を決定しました。
冬野菜のほうは今後もよく考えて、夏野菜の育成具合もみながら臨機応変に変更する可能性はありますが、現時点では以下のようになりました。
2022年夏野菜予定図
夏野菜
カルフォルニアワンダーピーマン
ししとう
カイエンとうがらし
枝豆
冬野菜
キャベツ
白菜
レタス
ピーマン、ししとう、とうがらしは元々、同じ植物から育成された野菜ということで、ブロック1では、ピーマン一族と枝豆という組み合わせです。枝豆は、マメ科ということで、根っこにいる菌根菌、根粒菌が土の中に窒素を固定してくれて、土が豊かにしてくれるといわれています。
キャベツ、白菜、レタスはどれも玉のように結球する野菜ですが、結球するのは難しいとされています。夏にピーマン一族と枝豆を栽培することで、土が肥沃になり、冬場のキャベツ、白菜、レタスが育ちやすく、結球しやすくなるといわれています。
夏野菜
長ナス
ナスロジータ
落花生
冬野菜
白菜
パセリ
まず、ナスと落花生は、落花生は土が乾燥せず、ナスが根を深く張ることができるとされます。
また、白菜は虫に食べられやすく、栽培が難しいとされるようですが、ナスを栽培していた土で育てると白菜もよく育つとされます。毎年、夏にナス、冬に白菜を栽培すると年々、よく育つようになるそうです。パセリは白菜につく虫が嫌がる香りを発するそうです。
夏野菜
にんじん
枝豆
冬野菜
ごぼう
ほうれん草
枝豆の根っこにいる菌根菌によって土壌を活性化してもらうことがにんじんにとってプラスになります。
にんじんとごぼうは、相性が良く、お互いの生育を助け合う関係があるそうです。枝豆を栽培した後の土壌では、ほうれん草がよく育つそうです。
夏野菜
バーバンクトマト
ジェノベーゼバジル
イタリアンパセリ
落花生
冬野菜
キャベツ
レタス
トマトとバジルの相性の良さは有名ですが、バジルの香りがトマトの害虫を寄せ付けない効果があるようです。落花生はマメ科で土壌に窒素を固定することから、土壌が豊かになります。
キャベツはトマトが残した養分が大好物であり、また、トマトは未熟な有機物を分解し、土壌をリセットしてくれることもあり、トマトの栽培後はキャベツが育ちやすい環境があるようです。キャペツとキク科のレタスを一緒に植えれば、害虫を寄せ付けない効果が期待できるそうです。
夏野菜
スイカシュガーベイビー
オクラクレムソンスパインレス
枝豆
にんにく
冬野菜
タマネギ
クリムソンクローバー
枝豆は土壌に窒素を固定するほかに、余計な水分を吸い取ってくれ、それはスイカにとっては好条件となるようです。オクラは、実を収穫するごとに葉を落とすため、日を遮ることなくスイカと相性が良いようです。
強い匂いを発するタマネギには病害虫を予防する効果があり、肥大期にたっぷりと水分と養分を吸うため、土をリセットしてくれるようです。マメ科の植物であるクリムソンクローバーは空気中の窒素を土壌に固定してくれるので、ほどよい養分をタマネギに供給してくれるようです。
夏野菜
とうもろこしゴールデンバンタム
枝豆
バターナッツカボチャ
つるあり平さやいんげん
冬野菜
小松菜
からし菜
カブ
つるありインゲンは支柱が必要ですが、とうもろこしの傍で育てるととうもろこしに巻き付いて育つので、支柱が必要ありません。とうもろこしはかぼちゃを強い日差しから守り、その下を這うように育つかぼちゃは土の乾燥をふせぐとされ、ネイティブアメリカンの間で伝承されてきた「古代コンパニオンプランツ」と呼ばれるようです。また、枝豆は、とうもろこしのアワノメイガの被害を軽減する効果があるそうです。
からし菜には虫よけの効果があることから、カブと小松菜よりも先に種を蒔いておくと良いようです。
夏野菜
里芋
しょうが
冬野菜
大根
カブ
里芋としょうがの組み合わせも有名ですが、どちらも熱帯地域が原産地で、水分の多い場所を好みます。栽培期間もほぼ同じなので、一緒に栽培しやすいようです。また、里芋の葉は大きいため、日影を好むしょうがにとって良い日よけになるようです。また、里芋としょうがは単体で育てるよりも、一緒に育てるほうが収量がアップするそうです。
里芋を栽培した後に大根を植えると生育が促進されるそうです。大根とカブは根菜類ということもあり、土壌の中で空気の通りが良くなり、お互いの根が伸びやすくなり、生育が良くなるそうです。
冬野菜に関しては、まだ時間があるので、変更もあるかと思いますが、夏野菜としては、上記に決めました。
今後は、まずは苗を作るものは苗作りを始めて、苗の育ち具合を見ながら、種蒔きもしていけたらと思います。
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コンパニオンプランツとは、一緒に栽培すると相性が良いとされる作物の組み合わせによる栽培方法です。例えば、トマトとバジルを一緒に植えると、バジルの発する成分によってトマトにとっての害虫からトマトを守ってくれる作用があるとされます。他には、とうもろこしと枝豆を一緒に植えた場合、お互いの根っこに存在する菌がお互いの根っこを通して、栄養の交換を行い、それぞれにとって有益となり、病気に強く育ったりといったことがあるようです。
また、同じ畑で夏野菜と冬野菜を育てる場合、ある夏野菜を栽培した後に、ある冬野菜を栽培すると、良く育つといった組み合わせのことも含まれるようです。
このような野菜の組み合わせを考えた上で、今年栽培したい夏野菜と冬野菜を決定しました。
冬野菜のほうは今後もよく考えて、夏野菜の育成具合もみながら臨機応変に変更する可能性はありますが、現時点では以下のようになりました。
2022年夏野菜予定図
ブロック1
夏野菜
カルフォルニアワンダーピーマン
ししとう
カイエンとうがらし
枝豆
冬野菜
キャベツ
白菜
レタス
ピーマン、ししとう、とうがらしは元々、同じ植物から育成された野菜ということで、ブロック1では、ピーマン一族と枝豆という組み合わせです。枝豆は、マメ科ということで、根っこにいる菌根菌、根粒菌が土の中に窒素を固定してくれて、土が豊かにしてくれるといわれています。
キャベツ、白菜、レタスはどれも玉のように結球する野菜ですが、結球するのは難しいとされています。夏にピーマン一族と枝豆を栽培することで、土が肥沃になり、冬場のキャベツ、白菜、レタスが育ちやすく、結球しやすくなるといわれています。
ブロック2
夏野菜
長ナス
ナスロジータ
落花生
冬野菜
白菜
パセリ
まず、ナスと落花生は、落花生は土が乾燥せず、ナスが根を深く張ることができるとされます。
また、白菜は虫に食べられやすく、栽培が難しいとされるようですが、ナスを栽培していた土で育てると白菜もよく育つとされます。毎年、夏にナス、冬に白菜を栽培すると年々、よく育つようになるそうです。パセリは白菜につく虫が嫌がる香りを発するそうです。
ブロック3
夏野菜
にんじん
枝豆
冬野菜
ごぼう
ほうれん草
枝豆の根っこにいる菌根菌によって土壌を活性化してもらうことがにんじんにとってプラスになります。
にんじんとごぼうは、相性が良く、お互いの生育を助け合う関係があるそうです。枝豆を栽培した後の土壌では、ほうれん草がよく育つそうです。
ブロック4
夏野菜
バーバンクトマト
ジェノベーゼバジル
イタリアンパセリ
落花生
冬野菜
キャベツ
レタス
トマトとバジルの相性の良さは有名ですが、バジルの香りがトマトの害虫を寄せ付けない効果があるようです。落花生はマメ科で土壌に窒素を固定することから、土壌が豊かになります。
キャベツはトマトが残した養分が大好物であり、また、トマトは未熟な有機物を分解し、土壌をリセットしてくれることもあり、トマトの栽培後はキャベツが育ちやすい環境があるようです。キャペツとキク科のレタスを一緒に植えれば、害虫を寄せ付けない効果が期待できるそうです。
ブロック5&6
夏野菜
スイカシュガーベイビー
オクラクレムソンスパインレス
枝豆
にんにく
冬野菜
タマネギ
クリムソンクローバー
枝豆は土壌に窒素を固定するほかに、余計な水分を吸い取ってくれ、それはスイカにとっては好条件となるようです。オクラは、実を収穫するごとに葉を落とすため、日を遮ることなくスイカと相性が良いようです。
強い匂いを発するタマネギには病害虫を予防する効果があり、肥大期にたっぷりと水分と養分を吸うため、土をリセットしてくれるようです。マメ科の植物であるクリムソンクローバーは空気中の窒素を土壌に固定してくれるので、ほどよい養分をタマネギに供給してくれるようです。
ブロック7&8
夏野菜
とうもろこしゴールデンバンタム
枝豆
バターナッツカボチャ
つるあり平さやいんげん
冬野菜
小松菜
からし菜
カブ
つるありインゲンは支柱が必要ですが、とうもろこしの傍で育てるととうもろこしに巻き付いて育つので、支柱が必要ありません。とうもろこしはかぼちゃを強い日差しから守り、その下を這うように育つかぼちゃは土の乾燥をふせぐとされ、ネイティブアメリカンの間で伝承されてきた「古代コンパニオンプランツ」と呼ばれるようです。また、枝豆は、とうもろこしのアワノメイガの被害を軽減する効果があるそうです。
からし菜には虫よけの効果があることから、カブと小松菜よりも先に種を蒔いておくと良いようです。
ブロック9
夏野菜
里芋
しょうが
冬野菜
大根
カブ
里芋としょうがの組み合わせも有名ですが、どちらも熱帯地域が原産地で、水分の多い場所を好みます。栽培期間もほぼ同じなので、一緒に栽培しやすいようです。また、里芋の葉は大きいため、日影を好むしょうがにとって良い日よけになるようです。また、里芋としょうがは単体で育てるよりも、一緒に育てるほうが収量がアップするそうです。
里芋を栽培した後に大根を植えると生育が促進されるそうです。大根とカブは根菜類ということもあり、土壌の中で空気の通りが良くなり、お互いの根が伸びやすくなり、生育が良くなるそうです。
今後としては…
冬野菜に関しては、まだ時間があるので、変更もあるかと思いますが、夏野菜としては、上記に決めました。
今後は、まずは苗を作るものは苗作りを始めて、苗の育ち具合を見ながら、種蒔きもしていけたらと思います。
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カテゴリー: 自然農