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冷え性で手が冷えると緊張した時に手が冷たいは、同じ現象なのか?

緊張時の手の冷え先日、ある患者さんが、最もお困りの症状が、冷え性であると仰っていました。

冷え性が強い方は、特に手足といった体の末端に冷えを強く感じるわけですが、東洋医学的に判断すると、それは、「上実下虚(じょうじつかきょ)」といい、体の上部に気が上がり、下半身に気が足りない状態をいいます。

「上実下虚」となると、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴りといった体の上部に症状が現れ、腰やお腹にも硬さがあり、圧されると痛みがあり、腰や手足は冷えるといったことが多いです。

普通は、このような体の上部に現れる症状を最もお困りの症状とされる患者さんが多く、いろいろとこちらが質問していく内に、冷え性であることが判明したりします。

この患者さんの場合ですが、「冷え性は万病の元」といわれることですので、冷え性を鍼治療で改善しようという心意気にこちらも気合が入る想いがありました。

ところが、話をうかがっていく内に、どうやら普段、冷え性で困っているということよりも、精神的に緊張した場面で、手足が冷たくなって、顔がのぼせてくる、といったことがご本人の深刻な悩みとなっていることがわかってきました。

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緊張時になぜ手足が冷たくなったり、顔がのぼせたりするのか

精神状態が緊張状態にあるとき、手足が冷え、顔がのぼせる、といったことは多くの方というより、ほとんどの方に経験があるのではないでしょうか。これは、交感神経と副交感神経からなる自律神経の交感神経の働きによって、手足つまり、体の末端の毛細血管が収縮し、末端の血液量が減少する反応です。

これは、一説によると、緊張状態というのは、例えば昔でいう狩りをするような場合、自分も傷を負う危険があり、もし傷を負った場合に、体の末端の血液量が少なければ出血が少なくて済むという、DNAに刻み込まれた防御反応の一つとされています。

また、緊張時に顔がのぼせる状態というのは、緊張時は何か次に起きたことに瞬時に反応し、判断しなくてはならないので、そのために脳に血液を集めて頭をフルに働かせられるようにする反応だと言われています。

人間の体は、全ての機能をまんべんなく働かせるというより、今集中して働かせなくてはならない機能に血液を集めて、その働きに専念させるという性質があります。

例えば、食事をしたら、胃、小腸、膵臓といった消化器系の臓器に血液は集まり、消化作業を優先させます。食べてから直ぐにお風呂に入るのはやめたほうがいい、といったことがあるかと思いますが、それは、食後の消化器系の臓器に集めた血液が、お風呂に入ることで、全身に巡ってしまい、消化作業に支障がでるためです。

緊張時の手足の冷え、顔ののぼせは正常な反応

緊張時の手の冷え 要するに、緊張時に手足が冷え、顔がのぼせる、というのは、正常な反応であるということです。ただ、その度合いというか、度が過ぎることになることが問題なのかもしれません。

確かに、緊張しすぎると普段できることができない、といったことはあるかと思いますが、緊張することが悪、とばかりは言えないと私は思えます。

なぜなら、自分の持っている能力を発揮するには緊張感が必要だと思うからです。また、緊張している、ということは、真剣である、という表れであると思います。一生懸命に本気で取り組んでいるから緊張するのであって、それに良い評価をする人も世の中にはいると思います。

緊張を和らげる対策として、緊張している自分を外から眺めるように客観的に見るようにするとか、必要以上に自分をよく見せないように、ありのままの自分を評価してもらうように考え方を変えるなど、いろいろとテクニックはあるのかもしれません。それは、ご本人が経験を積まれて体得していくものかと思います。

体質的な冷え性と緊張時の手足の冷えは別物

私が言いたかったことは、緊張時の手足の冷え、顔ののぼせ、といった現象は、いわゆる一般的な体質的な冷え性、顔がのぼせる、といった症状とは異なる現象であるということです。

体質的な冷え性、顔ののぼせというのは、精神状態がどうであれ、基本的に常に体が冷え、顔がのぼせる、といった状態であり、これは、血液循環、気の循環といった体内の流れが悪いことや女性の中高齢者にみられる年齢によるホルモンの分泌低下といったことが原因になっています。

従って、「緊張する場面になったら、自分は冷え性になってしまった。」というのは間違いです。

冷え性は体質的な症状であり、緊張時の手足の冷えは人間ならば誰でもある生理的(病的の反対)現象なので、それらを同じには考えるべきではないと思います。

鍼治療に何ができるか?

鍼治療では、「上実下虚」に対して、体の上部の硬さを緩め、下半身、特に腰部に力をつける、ということにより、冷え性や顔ののぼせを改善することは可能です。

ただし、特に冷え性というのは、体質的なものであり、昨日まで冷え性で今日から冷え性ではない、とは言いづらく、冷え性が改善、消失したことに気付くまでも時間がかかると言えます。

患者さんの中には、「今までは特に冬場に手足の冷えを強く感じていたが、今年の冬はほとんど感じなくなりました!」といった例がありますが、このように、冬のシーズンを越してみないと冷え性が改善したかどうか、自覚しにくい、といったことがあります。

冷え性は白黒と決め付けるというより、グレーゾーンがあり、徐々に改善したり、冷えを強く感じたりといったことを繰り返しながら、ある一定のスパンで、改善したかどうか判断できるものです。

緊張時にも「上実下虚」の状態が強まることで、手足が冷え、顔がのぼせる、といった状態になると考えることもできますが、緊張時の手足の冷え、顔ののぼせは、異常ではなく、ノーマルな反応ですので、鍼治療で解決するということは考えにくいです。

確かに、普段の冷え性を鍼治療によって改善できれば、緊張時の手足の冷えが以前ほどの冷えではなくなる、といったことは起こりえることかもしれませんが、鍼治療を続けていけば、緊張時に、「全く手足が冷たくならないし、顔ものぼせない、普段通りに人前でも話ができるようになって、最高の気分です!」ということにはならないと私は思います。

体質的な冷え性、顔ののぼせを改善するためならば、鍼治療は有効でありますが、緊張時の手足の冷え、顔ののぼせ、それによる問題を解決するのに鍼治療が有効かどうかは断言できないと私は思います。

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冷えを訴える女性たちⅢ ~体を温める力を高める~

前回のコラム「冷えを訴える女性たちⅡ ~体を冷やすことを止める~」に引き続き、「体を温める力を高める」にはどうしたらよいか、についてまとめてみたいと思います。

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冷え性の根本原因は自律神経の乱れ

本来ならば、寒さを感じれば、体が本人の意識とは関係なく、体が冷えないように様々な調節を自動的に行ってくれるように人間の体はできています。

ところが、現代人の多くは、この自動的に行ってくれる機能が低下していることで、様々な健康上の問題を抱えています。

この自動的に行ってくれる機能を司るのが自律神経です。

自律神経がうまく機能していない状態が「自律神経失調症」といわれます。体の冷えは、自律神経失調症の症状の一つといわれています。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経があり、この2種類の神経がバランスを保ちながら、体の様々な調節をしています。

人は日々、様々な刺激やストレスに対応しています。体の外からの刺激としては、天候の変化のようにわかりやすいものから、心的なストレスといったものにも対応しなければなりません。その際、本人は意識しなくても自動的に、自律神経が働き、様々な調節をしてバランスを取ってくれています。

交感神経とは緊張状態時に働き、副交感神経はリラックス状態時に働きます。自律神経は、緊張とリラックスという信号によって機能しているようです。

ところが、現代人のように、心身共にストレスを受け、強い緊張状態が長期間続くと、交感神経ばかりが働き、自律神経のバランスが失われ、様々な症状が現れます。

体の冷えに関しては、交感神経が強く働きすぎると血管が収縮した状態が続き、その結果、血行が悪くなる、ということが考えられます。

自律神経を整えるには

上記のように、現代人の多くは、交感神経が働き過ぎということがいえるので、リラックスする状態を意図的に増やすことが大事に思えますが、理想的には、適度な緊張とリラックスが心身を刺激するのが、自律神経を整えるには最適に思えます。

その方法について、以下にいくつかまとめてみたいと思います。

入浴
お風呂に入ると、ほとんどの方はリラックスできるのではないでしょうか。

体が温まれれば、血管が拡張し、血行が高まります。これは、副交感神経が盛んに働き、緊張状態からリラックス状態に戻し、心身ともにリセットされる効果があると思います。

熱いお風呂に短時間入るよりも、ややぬるめのお風呂に30分程度、入浴されるほうがリラックス効果が高いとされます。

温冷浴
これは、お風呂で、温水と冷水を交互に浴びるという、修行に近いものがあるように思えますが、これにより、交感神経と副交感神経が交互に刺激され、自律神経を整える作用があるようです。

また、これは皮膚を鍛え、皮膚の毛細血管が拡張される効果があり、血流量が増えるという効果もあるようです。

ただし、これはできる人とできない人がいるかと思いますし、これから始めるならば、夏場から徐々に始めるほうがいいと思います。

私自身は初めて10年近くになりますが、未だに冷水を浴びるのは声が出ちゃうほどキツいものがあります。始めた当初に気が付いたことは、確かに皮膚に厚みを感じるようになったことです。

温冷浴(温冷交代浴)
http://hontonano.jp/hienai/0704bath05.html

自然から離れない
少々、乱暴な方法かもしれませんが、自律神経失調症の方を一定の期間、人里離れた山の中で生活してもらえば、様々な症状が改善されるという説もあるようです。

自然界は昼と夜、潮の満ち引き、暑さ寒さのようなプラスとマイナス、陰と陽といったバランスを絶妙にとりながら存在しています。この大いなる力と人間が全く無関係とは思えず、人間も自然界の一部といえるのではないでしょうか。

運動
これは、自律神経と直接関係するものではないかもしれませんが、冷え性の改善には必要なことに思えます。

女性に比べ、男性に冷え症が少ないのは、男性のほうが筋肉量が多いから、という説があります。

筋肉には血液を循環させるポンプの作用があるため、筋肉が多ければ、血液の巡りが盛んになり、体が冷えにくくなるということは考えられます。

人間の筋肉量の6割は下半身といわれています。この下半身の筋肉は、血液を循環させるポンプとしての働きもあり、心臓を助ける効果もあります。

「老化は足腰から」ともいわれますが、ウォーキングのような無理のない運動は、血行を高め、冷えにくい体作りに適した運動に思えます。

鍼治療は自律神経にどのような作用があるか

鍼治療において、患者さんの体にとって、鍼とは金属の異物であり、そうした異物が体内に入ってくることで、体は異物に負けないように反応します。その際に交感神経が働いて、ある種の緊張状態になります。

それに反して、鍼を受けると体が緩んできて血行が良くなり、それがリラックスできる状態につながる現象があります。患者さんの中には治療中に完全に熟睡してしまう方や熟睡までいかないまでもウトウトと寝ているような起きているな状態の方は多くいらっしゃいます。このように、治療中からリラックス状態、つまり副交感神経が優位に働く状態にもなるのです。

従って、鍼治療には、交感神経と副交感神経が交互に反応するような現象があり、これが結果として、自律神経を整えていく効果となっているといえると思います。

他にも自律神経の分布がツボとの一致しているといったこともあり、詳細は以下のリンク先をご覧下さい。

鍼灸院神尾 「治療について」ページ
「鍼はなぜ効くのか」

https://harikanwo.com/chiryou.html

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冷えを訴える女性たちⅡ ~体を冷やすことを止める~

前回のコラム(冷えを訴える女性たちⅠ ~陰陽からみる女性の性質~)では、体の冷え対策として、

①体を冷やすことを止める。
②体を温める力を高める。

を挙げました。

今回のコラムでは、冷え対策として、「体を冷やすことを止めてみる」についてです。

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お腹を温める

正確には腸を温めるということになります。人の免疫力のおよそ7割は腸に集中します。平均体温が1℃低下すると、免疫力も3割以上も低下するといわれ、免疫力は体温が下がれば下がるほど低下するとされます。お腹を冷やすような服装は言うまでもありませんが、腹巻などは理にかなっているのではないでしょうか。

大椎を冷やさない

大椎の位置大椎(だいつい)は第7頚椎と第1胸椎の間にあるツボです。頭を下に下げた時に、最も突出した背骨の付近です。この大椎から風邪をもたらす邪気が入ってくると東洋医学では言われています。冬場にのどをよく痛めてしまう方は、この大椎をマフラーなどで冷やさないようにすることをおすすめします。風邪の初期にのどが痛いと思った時は、この大椎に使い捨てカイロを貼って温めると、のどの痛みがとれることがあります。

夏場の食材は控える

主に野菜のことになりますが、野菜には旬のものがあります。その時期に収穫されたものが、その時に食するのに適しているということだと思います。

夏野菜の代表であるナスやキュウリ、南国のフルーツ、赤道直下で収穫されたコーヒーなどは、真夏で体温が上がっている体を冷やす効果がありますが、夏場の食材を日本の冬場に食せば、体は余計に冷えます。スーパーでは、冬場でも南国産やハウス栽培などの野菜や果物をよく見かけます。外食でも季節感がない料理が多いのではないでしょうか。

体を最も冷やす食材といえるのが、白砂糖といえるかと思います。白砂糖はさとうきびから精製されますが、さとうきびは南国産です。黒砂糖は、糖分だけでなくビタミンやミネラルが含まれていてバランスが白砂糖よりもはるかに良いのではないでしょうか。また、てんさい糖はてんさい(砂糖大根)の根のしぼり汁を煮詰めたもので、体を温める作用があるようです。てんさいは寒い地方で収穫されるようです。

砂糖はからだを冷やすと思ってた
体を温める砂糖「てんさい糖」の話

http://homepage2.nifty.com/chienoseikatu/n3.htm

次回のコラムでは、冷え対策として、冷えを訴える女性たちⅢ ~体を温める力を高める~ と題してまとめてみたいと思います。

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冷えを訴える女性たちⅠ ~陰陽からみる女性の性質~

12月に入り、体の冷えを訴える方が多くなり、圧倒的に女性の患者さんに多いです。

鍼灸治療の根底には東洋哲学があり、東洋哲学では万物は陰と陽からなる、と考えられる陰陽論があります。

陰は日陰、陽は日向となり、それぞれの特徴は以下のようになります。

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陰陽の図

上の図からも冷えるイメージというのは、陰ということになります。

男性と女性も陰陽に分けられるのですが、男性が陽、女性が陰となります。これは、元々、女性が陰の要素を多く持っているといえ、女性は冷えやすい性質を備えているといえると思います。

ライフスタイルとしても、男性は、陽ですから、外で仕事にでかけバリバリ働く性質があり、女性は、陰ということで、家で家族を支えることに適した性質を持っているといえるかもしれません。

この陰陽というものは、はっきり陰、はっきり陽ということはなく、陰と陽の間のどこかにあたるわけなので、どちらかというと陰、どちらかというと陽、といった形になるのが普通です。それを踏まえても、女性は陰に傾いた方が多く、冷え易い性質を持っているといえると思います。

冷え対策

冬場は気温が下がるので、より冷えやすい環境といえますが、冷えの原因は、

体を冷やすことをしている。

体を温める力が低下している。

ということが挙げられ、

①体を冷やすことを止める。

②体を温める力を高める。

ということができれば、冷えにくい体作りができるのではないでしょうか。

次回のコラムでは、冷えを訴える女性たちⅡ ~体を冷やすことを止める~と題して、まとめてみたいと思います。

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体温を上げるには? ~半身浴、運動などの薦め~

実際に体温を上げるには、血行を促進させ、循環機能を高め、体内の血液や気を全身に巡らせることが必要となります。

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ちなみに、鍼治療は、体の滞りを解消できることから、治療直後の患者さんはみなさん、顔色が良く、中にはお風呂上りのようだと仰る患者さんもいらっしゃいます。

この体温上昇、血行改善、循環改善を実現する方法として、普段の生活の中でできることとして、以下の4つを挙げました。参考にされ、ご自分でできそうなことから試されることをお薦めします。

半身浴

半身浴半身浴は、下半身の血流が上がることで全身の血行が促進されます。心臓に圧がかかりにくく、下半身が心臓に代わってポンプの働きをするので、心臓の負担を和らげます。

入浴方法
①お湯の温度は39度以下。

②30分以上、湯船に浸かっていられるようにします。半身浴でも全身浴でも30分以上、お湯に浸かっていられれば効果があります。ですが、決して無理せず、温度や入浴していられる時間には個人差があるので、半身浴でもつらいようであれば、足湯でも効果はあります。

③頭からジワ~と汗が出てくるようになるのが理想的です。

朝の太陽を浴びながらの散歩

ウォーキング太陽の光、特に朝の日光は体内のミトコンドリアを活性化させ、セロトニンが増加する作用があります。

足の筋肉は第2の心臓とも呼ばれ、心臓の次に血液の循環のポンプとして重視されます。歩くことは無理なく、血液循環を高めるのに理想的です。



食事に関する注意点

①旬の野菜や穀物を中心にし、肉より魚とする。

②冷たいものを避け、常温以上のものが望ましい。

③自然塩の摂取について
日本人の1日の平均の塩の摂取量は13グラムで世界でも最も摂取量が多いが日本人が最も長寿です。塩分の摂取量が少なければ少ないほど、脳卒中、心筋梗塞の発症率が高いといわれています。現代人は塩分を控えすぎであり、体が冷える原因になっているようです。精製塩(化学塩)は必要なミネラルが欠如しているのでバランスを欠きます。自然塩はいわゆる塩化ナトリウムの成分だけでなく、体にとって必要なミネラルを含んでいます。質の良い自然塩であれば、多少、多めに摂取しても余計な分は尿で排泄されます。

④添加物、化学調味料、残留農薬について
冷えの原因として、添加物、化学調味料、残留農薬の摂取も挙げられます。安価な食品には大量に使われています。どんなに気をつけても、多少の添加物、化学調味料、残留農薬などの毒素が体内に入るのは避けられないので、入浴などでデトックスを行います。

⑤体を温める食品か冷やす食品かを判断する基準について
・南国が産地のものは体を冷やす性質が強く、北国が産地のものは体を温める性質が強いです。

・体を温める食材は、色が橙、茶などの暖色系のものが多いです。体を冷やす食材は、青、緑、紫色のものが多いようです。

・野菜は、土の中にできるものは体を温め、葉ものや実のものは体を冷やすものが多いです。

・飲み物は、温めたもので、色が暖色系のものは体を温めるようです。

・添加物、保存料といった化学物質はバランスを欠いた物質であり、例外なく体を冷やします。また、農薬や化学肥料を用いた食材はバランスを欠き、栄養素も低いです。

心の平和を保つ

これはいかなる病気を回復させることにおいて、最も大切なことであり、最も難しいことといえるかもしれません。人は心配事や悩み事など、ストレスを抱えた状態では、血流が停滞したり、体温が下がったり、血液のペーハー、つまり血液の性状まで悪い方向へ傾くことは科学的にも判明されています。人が受けるストレスの中にはどうしても解決できないことも多いです。ですが、できる範囲で一歩ずつ解決できるよう努めることが必要だと思います。

また、生活の中で楽しみを持ち、何でもいいので、病気を治して、自分がやりたいことを見つけていただきたい、という想いがあります。大それたことでも、ちっぽけなことでも構いません。他人に発表することはないです。ご自分がやりたいこと、今まではできなかったが、いつの日かやってみたいこと、そういったものを見つけて、実現できるよう、一歩ずつ、時には休みながら、気楽に目指すことが病気治し、自分治しにつながっていくと思います。

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低体温って悪いこと? ~免疫力低下につながる原因~

免疫力低下につながる原因50年前の日本人の平均体温は36.8度であったといわれ、現代人の平均体温は36.2度前後で35度台の方が非常に多いそうで、中には34度台の方も少なくないようです。一般的には36度未満が低体温となります。

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低体温であることが、特にがんや精神疾患といった慢性病の一つの要因であるといわれています。がんや精神疾患の患者さんのほとんどは、体温が35度台や34度台であるといわれています。それは、低体温であるということは、免疫力が低下しているということがいえると思います。体温が1度下がると、免疫力は30%以上が低下するといわれています。この50年でがんや精神疾患の患者さんが激増しているのも、50年前と現在の平均体温の差に関連があるといえるのかもしれません。

がんの場合、40度近くの高熱を発した患者さんのがんが消えたという話はよくあるようで、がん細胞は熱に弱い性質があるのだと思います。

また、がんを発症していない一般の方でも、毎日のようにがん細胞は生まれ、消えていく、といったことが体内では繰り返し起こっており、それでも発症しないのは、免疫細胞ががん細胞に対処して、うまくバランスをとっているおかげであるといえます。

うつ病のような精神疾患の場合は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが足りない状態が原因の一つであるといわれています。このセロトニンは細胞内のミトコンドリアが正常に活動していることで生産されます。

ミトコンドリアにとって最も居心地の悪い体の状態は、睡眠不足と低体温といわれています。ミトコンドリアは体温が低いと活性を失ってしまい、体温が37度前後で最も活発に働きます。体温が低ければ、ミトコンドリアが活性化せず、セロトニンは生成されず、セロトニン不足となり、うつ病の原因となりえるようです。

以上は、がんや精神疾患についてですが、体温を高めることで免疫力を上げることは、健康を維持するにあたって必要なことといえます。当院を訪れる患者さんには、ご自身が冷え性であると感じているかどうかを必ずお聞きしますが、8割~9割の患者さんは冷え性の自覚があります。

では、実際に体温を上げるにはどうしたらよいのでしょうか?

次回のコラムにまとめてみたいと思います。
体温を上げるには? ~半身浴、運動などの薦め~

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貼るカイロを使った冷え対策

今日から12月ということで、これから本格的な寒さが到来しそうですね。

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日々の鍼灸治療を通して、冷えやすい体質の患者さんが非常に多いことに気付きます。

また、最近では職場などの夏場の強すぎるクーラーがきっかけで冷え性になってしまう方も多いです。

そこで、「貼るカイロ」を使った簡単な冷え対策をご紹介させていただきます。参考にされて、上手に活用していただき、体調管理に役立てていただけたらと思います。

身体の冷えは、万病の元といわれるほど、侮れないものです。

冷えの原因には様々なことが考えられますが、気血の循環不全と考えるべきで、そのような体質を変えていくには、鍼灸治療のように、体の滞った箇所を治療していく必要があります。

今回ご紹介するのは、「貼るカイロ」を使った方法で、冷えが原因となる症状の緩和、改善に役に立つと思います。下のイラストを参考にされてください。

※以下の注意点をお読みになった上、自己責任でお願い致します。

貼るカイロの長時間の使用によって、低温火傷を起こす場合がありますので、カイロの袋に書かれた使用上の注意をよくお読みになって、注意事項を守ってご使用ください。

カイロを直接、皮膚に当てず、衣服の上から貼り、使用時間も様子をみながら調節してみてください。

皮膚のかぶれなどの原因となるので、貼るカイロの糊の着いた側は、皮膚に当てないようにし、必ず衣類の側に貼るようにしてみてください。

カイロの熱さがうっとうしく感じたり、熱すぎるように感じるようになれば、冷えが退散したとみて、カイロを外していただいて結構です。

貼るカイロを使った冷え対策


①大椎(だいつい)周り

座った状態から首と頭を前に倒し、首の根っこに最も出っ張った骨に触れると思いますが、その骨の真下が「大椎」というツボの位置です。

このツボの周辺から風邪などの原因といわれる外邪と呼ばれる邪気が入り込むとされ、また、ここを冷やすと外邪が入りやすいと言われています。

風邪の初期に背中がゾクゾクする、首筋が冷える、のどが少しでも痛いと感じたらすぐにここにカイロを当ててみてください。

長時間の使用で、のぼせてしまうことがある可能性がありますので、様子をみながら使用時間などを調節してみてください。

②仙骨上

仙骨(せんこつ)は骨盤の中央に位置した、まさに身体の土台といえる鍼灸治療においても重要な箇所です。

仙骨には仙骨孔という8つの穴があり、下半身へ向かう血管や神経がその穴を通ります。よって、そこを温めることで、下半身の血液循環が良くなり、足の冷えには効果大です。

特に、出産経験のある女性は出産が原因で骨盤の歪みなどがあって、下半身の冷えが気になる方が多いです。

③関元(かんげん)

下腹部のおへその下、約4センチに関元というツボがあります。関元は尿路、生殖器、下痢、腹痛、強壮作用などと関連が深いです。

下半身が冷え、腹痛、下痢がある時には、仙骨上とこの関元を身体の表と裏から温めると症状の緩和、改善が期待できます。

仙骨上だけでは効果がみれないとき、この関元も併用してみてください。

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