ホーム > コラム

コラム

コラムをカテゴリー別にご覧になる際は、下記のご覧になりたいカテゴリー名をクリックされてください。


松葉茶とキニーネ

前回のコラム「スパイクタンパク質を考える」で、新型コロナワクチンを接種した体内でスパイクタンパク質が作られ、それによってワクチンとしての効果があるという説と、スパイクタンパク質に副作用があるという説に触れました。

私個人としては、スパイクタンパク質による効果よりも副作用のほうを警戒すべきだと思っています。

この副作用は、ワクチン接種後の数日間に現れることがある倦怠感、腕の痛み、発熱といった「副反応」のことではなく、ワクチン接種後の短期的、中期的、長期的な疾患として現れる可能性のことを指します。

短期〜長期的には、脳梗塞、心筋梗塞といった血栓症が挙げられます。中長期的には、免疫低下によるあらゆる感染症、癌、それに加え不妊症などが挙げられます。

続きを読む ≫
また、このスパイクタンパク質はワクチン接種後、生涯、作られ続けるとも言われています。

スパイクタンパク質は除去できるのか


現在、確かなことは何も言えませんが、私個人としては、ワクチン接種された方は、体内のスパイクタンパク質を除去していく必要を感じています。その方法として、今のところ挙げられているのが、いくつかありますが、私が試したことがあるのは、松葉茶とキニーネです。ちなみに、私の場合は、スパイクタンパク暴露に対しての対策として松葉茶とキニーネを試しています。

松葉茶は、松の葉を乾燥させたもので、ティーバックのタイプなどが販売されています。松葉茶はスパイクタンパク質除去のために発売されたものではなく、昔から強壮作用があるとされ、歴史があります。私が飲んでみての感想は、大変飲みやすく、スッキリとした印象です。何かに似た味かと言われると特に思い浮かばないのですが、独特な風味はあるものの飲みやすいと感じました。

キニーネは、製品として販売されているものもあるのかもしれませんが、自分で作ることができることを知り、下記のリンク先を参考にして、自分で作ってみました。

【家庭で出来る】ヒドロキシクロロキン 《キニーネの作り方》
https://note.com/jnhfa/n/n185de26e8e65

キニーネは何から作るのか


キニーネはグレープフルーツやレモンの皮を煮込んで濃縮されたものです。キニーネの効果としては様々なことが言われていますが、鎮痛剤、麻酔剤、抗不整脈剤、抗菌剤、抗マラリア剤、抗寄生虫剤、解熱剤、防腐剤、鎮痙剤、抗ウイルス剤、収斂剤、殺菌剤、細胞毒性、除菌剤、防カビ剤、殺虫剤、神経剤、関節リューマチなどが挙げられています。

グレープフルーツやレモンの皮を使うということですが、その際、気をつけたいのは、ワックスや農薬が付着しているものはできるだけ避けたいということです。特に輸入品はワックスや防腐剤などをふりかけているそうなので、国産で、無農薬栽培されたものを探しました。どうしてもワックスなどがかかってしまっているものは、重曹を使うと取れるという話しはありますが、できるかぎり自然のものを手に入れたいものです。

私の場合、安全そうなグレープフルーツを手に入れることはできませんでしたが、レモンは自然食品店と食の駅で見つけることができたので、1つずつ計2個のレモンを使ってキニーネを作ってみました。



キニーネの作り方


まずは、とにかくレモンの皮を剥きます。身の部分は、スライスして蜂蜜に漬けることにしました。

レモン2個分の皮と1ℓの水をガラス製の耐熱鍋に入れ、2時間超弱火にかけます。この時、鍋の蓋はできるだけ密閉されたものが良いようです。火を止めてから、そのまま冷まします。その時も鍋の蓋はしたままにします。

最終的には、1ℓの水が半分以下になりました。綺麗な色をしたキニーネが完成しました。

飲んでみると…


完成したキニーネは、美味しそうな見た目で、はちみつレモンのようなイメージだったのですが、いざ原液を飲んでみると、美味しくはないです。

苦味がありますし、風味は鍼灸学校の漢方薬の授業で飲んだ漢方薬を思い出しました。私の卒業した鍼灸学校では3年生の時に漢方薬の授業が1年間あり、先生が毎回異なる種類の漢方薬を授業中に煎じて、授業の終わりにクラス全員で飲むという今思えば、楽しい授業がありました。

ある種の漢方薬とキニーネが似た味というのはおもしろい点だと思います。多少、苦味があるのですが、苦味のあるものが体内に入ると、体はその苦味の成分と体内の毒素のようなものを一緒に体外に出そうとする働きがある、という話を聞いたことがあります。




使い分けるとしたら…


このキニーネは、量としても一度に大量には作れませんし、今回の量を3回ぐらいに分けて飲んだらなくなってしまうこともあり、長期間飲み続けるのは難しいかもしれません。

私の場合は、良さそうなレモンが手に入った時にキニーネを作ってみて、普段は松葉茶を飲んでみようかと思っています。




最後に…


松葉茶とキニーネは、スパイクタンパク除去に効果があるという話しがありますが、実際のところは効果があるのかどうか不明な点もありますが、手作りできたりもしますので、ご自身で試していただけたらと思います。

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

スパイクタンパク質を考える

この記事を書いているのが、2022年3月30日ということで、新型コロナワクチンの3回目が実施されている時期となります。あらためてこの時期に、新型コロナワクチンの中身やその仕組みについて考えてみたいと思います。

ネット上には、この新型コロナワクチンの中身について、様々な憶測が飛び交っています。新型コロナワクチンの中身を分析することは違法とされているとか、世界各地の研究機関がもう既に、中身の解析は済んでいて、独自に動物実験が行われているとか、確かめようがなかったりすることが多くあります。

続きを読む ≫
今回はあえて、ネット上の情報はここでは取り上げず、1回目のワクチン接種の案内として、私の住む埼玉県所沢市から届いた「新型コロナワクチン接種のご案内」という書類の中の「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」に記されていた内容を元に考えてみたいと思います。

つまりこれは、所沢市の行政から郵送されてきた書類であり、厚生労働省の指示の元、作成された書類であると考えると、内容が良いかどうかは別として、ネット上のあやふやな話しというわけではありません。

この「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」の「今回接種する新型コロナウィルスワクチンの特徴」という欄に以下の文章が記載されています。

「本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであり、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウィルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤です。本剤接種によりmRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウィルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。」



非常にわかりにくい説明文に思えるのは私だけでしょうか。わざとわかりにくくしているようにも思えます。

まず、この新型コロナワクチンというのは、メッセンジャーRNAワクチンというワクチンのタイプである、ということだと思います。このメッセンジャーRNAワクチンというのは、以前からあったインフルエンザワクチンのような不活化ワクチンと呼ばれるタイプとは別物だということだといえます。

インフルエンザの不活化ワクチンというのは、インフルエンザウィルスを弱毒化した成分を体内に入れることによって、体がその弱毒化されたウィルスに対して、抗体を作り、インフルエンザに感染した場合、その抗体によってインフルエンザウィルスと闘う、というものだと思います。

次に、「SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウィルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤です。」とあります。

SARS-CoV-2というのは、新型コロナウィルスの別名ですので、新型コロナウィルスのスパイクタンパク質の設計図となるメッセンジャーRNAを脂肪の膜で包んだ薬剤である、ということだと思います。

この「スパイクタンパク質」というのが、このワクチンを理解するのに重要なキーワードになると思います。ここでは、スパイクタンパク質は、ウィルスがヒトの細胞に侵入するために必要なタンパク質とありますが、この説明はあまり重要なことを言っているとは思えません。

ここからが重要だと思いますが、「本剤接種によりmRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウィルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。」とあります。

これは、このワクチンを接種すると、細胞内で、このメッセンジャーRNAを基にして、「新型コロナウィルスのスパイクタンパク質」が作られ、このスパイクタンパク質に対する抗体ができることで、新型コロナウィルスに感染した場合、闘うことができるようになる、ということだと思います。

わかりやすく説明すると以下のようになるかと思います。

先に説明したインフルエンザのワクチンの場合、弱毒化したウィルスを体内に入れることで、その弱毒化したウィルスに対して、抗体を作って、インフルエンザに感染した場合は、その作った抗体で闘うことができる、ということでした。

それに対して、新型コロナウィルスのメッセンジャーRNAワクチンの場合は、スパイクタンパク質を作るための設計図を含んだメッセンジャーRNAが体内に入ると、その設計図を基に、体内で「新型コロナウィルスのスパイクタンパク質」というものが作られ、そのスパイクタンパク質に対して、抗体を作って、新型コロナウィルスに感染した場合、その抗体でウィルスと闘う、ということになるかと思います。

従って、インフルエンザワクチンの弱毒化されたウィルスが、新型コロナウィルスワクチンのスパイクタンパク質に当たる、ということになりそうです。

ここからは、上記のことを踏まえて、私個人の考えとなります。

この新型コロナウィルスワクチンにおける、スパイクタンパク質というものが、接種者の体内で作られるということですが、このスパイクタンパク質に関して、気になることがあります。

それは、このスパイクタンパク質は、大きく分けて2つの副作用があるという話しがあることです。1つ目は、血栓症を引き起こす可能性がある、ということです。このスパイクタンパク質というのは、「スパイク」ということで、「トゲ」があり、スパイクタンパク質が血管内を流れる際、血管内をその「トゲ」でガリガリと傷つけ、その破片が血栓となる説があります。血栓は血の塊のようなもので、それが脳に飛んでいき、脳の毛細血管で詰まれば脳梗塞、心臓に飛んでいき、心臓の毛細血管で詰まれば心筋梗塞を引き起こす可能性があるとされています。

もう一つは、免疫低下を引き起こす、とされています。これは、詳しくどのような仕組みで免疫低下が起こるのかはわかりませんが、そういった説はあります。著しい免疫低下が起これば、感染症にかかりやすくなったり、重症化しやすくなったりすることは考えられますし、それ以外にも癌細胞の増殖を抑えられなくなることも考えられます。

私個人としては、所沢市から届いた説明書に書かれた新型コロナウィルスに対する効果というものよりも、スパイクタンパク質がもたらす副作用のほうを充分、認識し、警戒しなければならないと考えます。

現時点では、確実なことは何も言えませんが、この3回目のワクチン接種時期に、今一度、この「スパイクタンパク質」について、ご自身で調べ、考えていただいた上で、ご自身が決断する際の一つのポイントにしていただけたらと切に願います。


≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

別れ道は何によって決まるのか

感染症において、大まかに以下の別れ道があるのではないかと思います。

・症状がでる人、でない人

・症状がでた人で、重症化する人、重症化しないで回復する人

・重症化した人の中で、亡くなる人、回復する人

続きを読む ≫
それぞれの別れ道で、どちらに進むのかを決める要因は、免疫力、回復力、生命力といった自分の内に元々備わった力であると、私は思います。

それ以外の例えば、薬剤といったものは、元々備わった力をサポートする作用があったとしても、全てを解決するものではないと私は考えます。

このような考えを持っていないと、自分の外に頼るというか他人任せとなり、知らない間に、とんでもない方向に誘導され、気が付けば、取り返しのつかないことになりかねないと私は思います。

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

コロナは本当に恐ろしいのか?

新型コロナウイルスが武漢で感染拡大が起きた今年1月から今日の時点で、8ヶ月以上が経過しました。

みなさんの周囲では、コロナウイルスの感染者や亡くなった方はいらっしゃるでしょうか?私の周囲では、今のところ感染者すらいません。

ネット上で、日本国内の新型コロナウイルスによる感染者数や死亡者数を調べてみると、2020年9月8日において、以下のようになるようです。

続きを読む ≫
国内の発生状況など|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html

陽性者数:71,856人
死亡者数:1,362人

死亡率は、死亡者数÷陽性者数×100 ということで、

1,362÷71,856×100=1.8954…

ということで、約1.9%となります。

この日本国内の新型コロナウイルスによる死亡率である約1.9%という数字が高いのか低いのか、を考えるにあたり、世界各国の死亡率を調べてみました。

世界の感染死者90万人 : 最多は米国の19万人 : 新型コロナの国別感染者数(9月10日午前更新)
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
2020年9月7日現在

上記のウェブサイトに記載された感染者数と死亡者数から死亡率を割り出すと、以下のようになりました。



ということで、死亡率が10%以上は、英国、イタリア、メキシコとなり、一般のニュースで騒ぎになっているブラジルや米国なども3%台となり、日本の約1.9%はそれほど高くはないと言えそうです。

この新型コロナウイルスによる死亡率が、問題となるのかどうかは、他の伝染する疾患の死亡率と比べる必要があると思います。

最もわかりやすいのは、従来のインフルエンザと比べてみるということになるかと思います。

ところが、例えば、2018年のインフルエンザ感染者数と死亡者数がわかれば、2018年のインフルエンザによる死亡率が割り出せ、それと、今年の新型コロナウイルスの死亡率とを比較できるのですが、その「インフルエンザ感染者数と死亡者数」がすんなりとはネット上で見つけることができません。

私の検索の方法が悪いのでしょうか?

そこで、厚生労働省のホームページのインフルエンザ発生状況を見てみると、インフルエンザ定数といった数値が発表されています。

インフルエンザの発生状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

このインフルエンザ定数と今回のコロナウイルスの人口100万人当たりの累計死者数推移で比較された記事を見つけました。

新型コロナの死者数はインフルエンザの3分の1、規制強化は妥当なのか
2020年8月2日
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c6192f257af2a08a44340aac4c6e586f7e947d

この記事では、日本のコロナウイルスの人口100万人当たりの累計死者数は、7.9人だそうです。

また、この記事の最後から2段落目に以下のようにあります。

「厚生労働省の統計では、昨年の1月から7月までのインフルエンザによる日本の死者数は人口100万人当たり23.5人。今回の新型コロナの死者数の実に3.2倍だ。「今のところ」「結果的に」ではあるが、新型コロナウイルスの死亡リスクはインフルエンザよりも小さい。」

上記の記事では、昨年1月~7月までのインフルエンザの人口100万人における死者数は、新型コロナウイルスの死者数の3.2倍、つまり、インフルエンザで死亡するリスクのほうが3.2倍高いと言っています。

過去にインフルエンザが大流行することがあって、学校などで学級閉鎖が起きたりといったことはありましたが、社会をロックダウンするようなことがあったでしょうか。

今後、新型コロナウイルスによる死亡者数が爆発的に増える、ということも考えられるのかもしれませんが、上記の数値を冷静にみれば、現時点では、過剰に恐れる必要はない、といえるのではないでしょうか。

もしもの話ですが、本当はそれほど怖くないものを怖がらせ、社会に影響を与えているとしたら、それが誰の意図で、どんな目的があるのか、そう疑ってしまいます。

今後の死亡者数の推移、ワクチンや治療薬の開発といった、今後の動向をみながらの判断が必要かと思います。



≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

アベノマスク、届きましたけど…

2020年6月3日に、我が家にはアベノマスクが届きました。もう、先々週あたりから、近所のスーパーでもマスクは普通の値段で普通に購入できますので、アベノマスクの必要性は感じていません。今後、またパンデミックが起きた時に、アベノマスクが最期の切り札になるのでしょうか?なる気がしません。

マスクの枚数ですが、私はてっきり、1人2枚届くと思い込んでいたので、2人暮らしの我が家には4枚届くと思いきや、2枚のみということでした。

続きを読む ≫
当院に通院される患者さんともマスクのことはよく話しますが、アベノマスクが届いている患者さん達に聞くと、マスクは1人2枚ではなく、やはり1世帯で2枚が届いたと聞きます。しかも、我が家も同様でしたが、マスクの配達は、ポスティングのような形で、届け先の氏名や住所は記載されていないと聞きました。従って、その世帯に何人いるか、といったことは考えもせず、ただ単に、1世帯2枚ずつ届けているということです。

つまり、3人以上のご家族にも2枚しか届かないわけで、その場合、1人1枚も行き渡らないことになります。

これに何の意味があるのでしょうか?

アベノマスクにかかる費用

アベノマスクが登場した時期から、問題とされていた費用についてですが、当初は466億円かかるということでした。

下記の記事では、菅官房長官は、政府による全世帯向け布マスク配布は、1億3000万枚調達し、配送費も含めると、約260億円かかる、とのことです。

2020年6月1日
「アベノマスク」事業費約260億円 配布は37%どまり 菅官房長官表明

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2bb484eda6aeb83513e1735b962186f4a8f569e

466億円の見積もりが実際は260億円?一体、最初の見積もりは、どんな内容だったのでしょうか。

本当にかかっている費用も謎なのかもしれませんが、いくらになるにせよ、これは税金です。政治家のポケットマネーで、国民のみなさまにマスクを用意しましたよ、という話しではないです。

1世帯に2枚という発想といい、とんでもない見積もりといい、どういう感覚なのでしょうか。

そうまでして、マスクを何とかしたかったのであれば、それだけの費用を国内マスク最大手のユニ・チャームに資金援助するなりして、2月中や3月中に店頭に充分に並ぶようするのが、普通に考えた場合のマスク対策なのではないでしょうか。

それに、アベノマスク以外でも、給付金や休業要請といったことが問題になっていますが、一つだけはっきりしているのは、この日本という国は、感染症が広がり、パンデミックとなった事態に対して、国としてどう対処するのかといったマニュアルというか対策が、前もっては全く考えられていなかった、ということだと思います。

今後、もし今回のコロナウイルス以上の状況にでもなったら、さらに国に策がないことを露呈していくと思います。

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

コロナとは王冠

コロナの王冠今日は2020年5月24日ということで、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都道県で続く新型コロナウイルスの緊急事態宣言が明日にも解除されるかどうかといった時期となります。

アベノマスクが届く前に、既に近所の100円ショップでも普通にマスクが売られている状況や補償が確証されていないにも関わらず、休業要請におとなしく従って自粛している日本人の特異性というか、様々な謎だらけなコロナウイルス関連ですが、一旦は終息しそうなこの時期に、心落ち着けて自分なりに考えてみたいと思います。

続きを読む ≫
コロナウイルスの「Corona」とは、「王冠」という意味があるようで、一般的な「王冠」の先はトゲのようなものがあり、そのトゲの感じがコロナウイルスの細胞の外側にあるトゲに似ていることから「コロナウイルス」と名付けられたようです。そのトゲがコロナウイルス対策のヒントとなりそうなインタビュー記事にありました。

下記の根路銘国昭氏という医師のインタビュー記事になりますが、この医師は、過去に、鳥インフルエンザ、MERSといった感染症の対策を担当した医師のようで、感染症を押さえ込んだ実績のある医師のようです。記事の中では、参考にできる個所とちょっとツッコミたくなるような個所とがありますが、それも含めて、コロナウイルスとはどういった存在で、どう対処すればいいのか考えてみたいと思います。

根路銘国昭氏インタビュー記事 前編
コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70355?page=2

根路銘国昭氏インタビュー記事 後編
コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70375

上記の前編、後編で、ポイントとしたいのは、以下の点です。

① コロナウイルスは弱いウィルスであり、呼吸器感染症では、インフルエンザウイルスは横綱級、コロナウイルスは関脇以下程度である。

② コロナウイルスの構造として、外側にトゲをたくさん備えている。このトゲが健康な細胞の表面にある受容体から細胞内に侵入し、細胞内の材料を使って自らのコピーを作り、細胞の外でさらなる増殖を続ける。ところが、コロナウイルスのトゲは脆弱で、空気中では抜け落ちてしまうことから、コロナウイルスは咳や痰で、空間に飛び出しても1メートルも飛べば死滅するので、インフルエンザウィルスのような長時間浮遊し続け10メートル以内のほとんどの人を感染させる「空気感染」は起こらない。従って、院内感染が起きた病院やクルーズ船内のように密閉空間はウイルスを培養するようなものであり、換気することが重要である。

③ 感染する方法は、「飛沫感染」しかなく、飛沫感染のリスクをより少なくするには、咳、唾、痰といった粘液を飛び散らかさないことが必要で、そのためにマスクを着用することは有効である。

④ 手洗いは、水だけで洗うのでは不十分で、石鹸はウィルスの膜を溶かすので、石鹸を使うことが重要である。

⑤ コロナウイルスは気温が上がると生きていけず、もともと冬の寒い季節に活発になるウィルスなので、2月末から3月には自然に終息すると見ています。

①と②について

①の理由が②である、ということだと思いますが、コロナウイルスは外側にトゲがあって、そのトゲが人の体内に入ると、正常な細胞にトゲを使って入り込み、それをきっかけにして、コロナウイルス自身が増殖していく、というのが感染の仕組みである。でも、そのトゲ自体が抜けやすく、空気中では1メートルも飛べば、ほとんどが抜け落ちてしまい、トゲのないコロナウイルスは怖くない。従って、空間を密閉するのではなく、換気をしてコロナウイルスができるだけ空気に触れるようにすることが重要であるようです。

この話しを読んで、私が思うのは、トゲが抜け落ちるとウイルスとしては無力となり、感染がそれ以上、起きないということであれば、このコロナウイルスは相当、感染力が弱く、感染のリスクは極めて低いということです。インフルエンザウイルスのように、感染者と同じ空間に10人いたら10人が感染するような、空気感染がバンバン起きるようなウイルスとはコロナウイルスは全く異なる性質のように感じます。でも、コロナウイルスが弱いウイルスだとしたら、これだけ世界中が都市封鎖をし、感染拡大防止を叫んできた現状は何を意味するのか、考えさせられます。

③と④について

この2つは、コロナウイルスを防御するには、何が有効か?ということになりますが、マスク着用はコロナウイルスの空気感染を予防という意味よりは飛沫感染のリスクを下げる方法として有効であり、手洗いの際は、石鹸を使うことが有効であるということ。

私は以前からマスクを着用しても、マスクは自分の皮膚面に密着して張り付いているわけではないので、鼻の両脇や頬のあたりは隙間があり、マスクの有効性はあまり感じていませんでしたが、飛沫感染を防ぐという目的のためには、マスク着用は必要なことに思えます。

また、石鹸を使って手を洗うことは、汚れを落とすのに当たり前に思っていましたが、石鹸には細胞の膜を溶かす効果があるというのは、気づきとなりました。

⑤について

これについては、残念ながら、現実には2月や3月にコロナウイルスが終息したとは言えませんし、コロナウイルスが世界中で蔓延し始めたころから、年間気温が20℃以下にならない国、例えば、人口約1億人のフィリピンの2020年5月までの感染者数は13,777人、死亡者数863人に対して、日本の2020年5月までの感染者数は16,543人、死亡者数814人ということで、ほとんど差がないことからも、気温の高い国や地域で、感染力が低下する、とは考えにくいようです。

まとめ

コロナウイルスの細胞の構造については、根路銘国昭氏のインタビュー記事にあるように、ウイルスの外側にあるトゲが悪さをする原因であり、このトゲは空気に触れるだけでも抜け落ちるため、空間の換気を徹底することが重要に思えます。また、飛沫感染の予防にはマスク着用が有効であること、石鹸にはウイルスの細胞膜を溶かす作用があるため、手洗いには石鹸を使うこと、といった対策には、意味があることを感じました。

ただ、一つ思うのは、予防には限界があり、最後は個人の免疫力がウイルスに勝てるのかどうかが生死を分けるということです。従って、免疫力を下げないよう、精神を保ち、食事、休養といったことを意識する必要があると思います。

今後も、気になる情報があれば、今回のようにそれを材料に考えてみたいと思います。

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

コロナウイルス感染拡大に伴う、鍼灸院に対する要請について

2020年4月10日に埼玉県によって発表された、埼玉県における緊急事態措置において、埼玉県内の鍼灸院は、適切な感染症防止対策を講じた上で、休業要請の対象外とされております。つまり継続可能とされております。

続きを読む ≫
埼玉県における緊急事態措置(第2弾)の追加実施について

当院では、下記のリンク先ページに掲載したように、考えられる対策を講じた上で、今後も鍼灸院として、患者さんのお役に立てるよう、鍼治療を継続していきたいと考えておりますので、宜しくお願いいたします。

鍼灸院神尾コラムページ コロナウイルス感染拡大に伴う、当院の方針と対策

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

コロナウイルス感染拡大に伴う、当院の方針と対策

2020年5月現在の時点での当院のコロナウイルス感染拡大に対する方針といたしましては、考えられる対策を実施しながら、鍼治療を継続することにさせていただいております。

当院で行っているコロナ感染拡大に対する具体的な対策は、以下となります。

続きを読む ≫
また、以下に新型コロナウィルス関連のコラム記事を掲載いたしております。

鍼灸院神尾 コラムページ カテゴリー 新型コロナウィルス
https://harikanwo.com/column/index.php?c=21-

院内の設備に関する対策

・ 治療ベッド周りのマクラ、シーツには、使い捨てのシートを上に敷きます。使い捨てシートは、患者さんお一人ずつ交換いたします。

・ シーツやマクラ、ブランケット、胸当てカバー、タオル類はこまめに交換し、洗濯いたします。コロナ対策

・ ドアノブなど手の触れる個所は頻繁にアルコール消毒いたします。

・ 室内の換気は、患者さんお一人の施術後に必ず行います。

・ 空気清浄機は、加湿、除湿の機能を搭載しているものを24時間、稼動させています。

・ 室内の掃除は、診療日の朝と晩に行っているのは、施設内すべてです。患者さんと患者さんの間(施術と施術の間)にも、施術室は掃除機をかけます。

・ 患者さんによっては、施術前にご自身の手洗い、うがいを希望される方がいらっしゃいますので、使い捨てのコップやペーパータオル、せっけん等を用意しております。

私自身の対策

・ 施術中はマスクを使用します。

・ 手洗いは外出直後はもちろんですが、施術前後にも必ず行います。手指消毒も施術前に必ず行い、こまめにいたします。

・ 今まで以上に、自分の体調を整え、免疫力を高く維持するため自分に鍼をすることも怠らず、疲労を溜め過ぎず、悔いのないよう、体調を管理します。

以上が、当院で現在行っているコロナ対策となります。患者さんが上記の対策では不十分と感じられる場合は、ご意見、ご要望を頂戴し、私のほうで検討し、私にできることは可能な限りさせていただきたいと考えております。

≪ この記事を閉じる
カテゴリー: 新型コロナウイルス

診療日時
月・木・金:10時半?18時半
(最終診療開始時間:17時)
土・日:10時半?19時半
(最終診療開始時間:18時)

休診日
火・水
火・水以外の祝日は診療日となります。

ページトップへ戻る
Copyright © 2012- harikanwo.com. All rights reserved.