いまだからこそ…

rokkashodvd.jpg5年ほど前に、「六ヶ所村ラプソディー」というドキュメンタリー映画を神奈川のほうまで電車を乗り継ぎ2時間ほどかけて観に行きました。
映画の内容は、本格稼動を控えた青森県六ヶ所村にある核燃料再処理施設の危険性を踏まえながらも、その土地に生活する人々のそれぞれの想いをドキュメントしたものでした。上映後には、監督さんがこの施設の危険性を様々な資料を元に説明されました。
それまで原発や核廃棄物について考えたこともなかった自分はショックというより、どうに もならない絶望感のようなものを感じました。
その絶望感というのは、当時全国にあった54基の原発は、大気や海中に日常的に


放射性物質を微量とはいえ垂れ流し、その54基ある原発が排出する、現在福島原発でも問題となっている使用済み核燃料棒を六ヶ所村の核燃料再処理施設に輸送し、プルトニウムを取り出し、再処理しきれない核廃棄物は地中に埋める、といったことでした。地中に埋めた核廃棄物は、非常に強力な放射能をもち、何十万年を越える管理または隔離を必要とするとされています。また、原発1基が1年間で大気や海中に垂れ流す放射性物質の量を、この核燃料再処理施設は1日で吐き出すとのことでした…
現在、福島原発が危機的な状況の真っ只中ですが、六ヶ所村の被害はどれだけあったのか、非常に気にかかります…また、こうした災害が原因による事故をきっかけに、原発について、エネルギー政策について熟慮し、行動していく必要があると思います。
日本原燃は2010年9月10日、六ヶ所再処理工場の本格稼働開始時期を、2010年10月の予定から2012年10月に2年延期すると発表しました。5年前は絶望にうちひしがれていただけの自分でしたが、いまだからこそ…